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HOME記事一覧もし火災に巻き込まれたら!

子育て中の忙しい毎日、火災など天災への警戒が薄れがちですが、
冬・春の乾燥した時期には特に火災のリスクが高まります。
実は、編集員 たお♪も先日、
外出中にビル火災に巻き込まれてしまいました!
今回は私ひとりでしたが、
もし子どもといっしょだったら
家族といっしょだったらと考えると
大切な家族との安全を守るために、大人の判断はとても大切だと思いました。

今回の体験をもとに
火災に対する備えと心構えを見直していただけたら嬉しいです。city-4164458_1280.jpg

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寒い時期の火災率はなぜ上がる?ー家電の使い方をチェック!ー

寒い時期に火災が多い理由は、
ひとつには暖房器具の使用が増え、電化製品の利用も活発になること!
あなたのお家での使い方は大丈夫?

暖房器具や電化製品
ここをチェック✔
◉使用していて変な音や異常な熱を感じませんか?
◉電気毛布は折り曲げず広げて使用していますか?
◉制限時間のアラームが鳴ってもリセットし、続けて使っていませんか?

電子機器の充電不良
ここをチェック✔
◉寝るとき、パソコンの充電をつなぎっぱなしにしていませんか?
(パソコンのリチウム電池は過充電していると弱まってしまうので
つなぎっぱなしはパソコンにとっても良くないですね!)

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煙感知器や火災報知器の不備
ここをチェック✔
◉各部屋に火災報知機は備わっていますか?
◉定期的な点検とクリーニングを行っていますか?
 テストボタンを確認(毎月)、表面のほこりクリーニング(半年に一度)が目安です

意外なモノも火災の原因に!
火災原因に挙げられて意外なものとは「加湿器」
「加熱式」の加湿器は内部で一度水を100度まで沸騰させてから
その湯気を蒸気として放出しています。
空焚きをしたり、周りに物を近接させていたり火災になることも!

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寒かったり、乾燥したり、
冬・春は火災の発生原因が身の回りにたくさんあります。
一度家の中のものを見直してみてくださいね!

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もし、火災に巻き込まれてしまったら!ー行動編ー

でももし、火災にまきこまれてしまったら、
わが子や家族の安全を守るために必要な行動があります。
しかし、とっさの状況での判断や行動は思ったよりも難しいもの。
焦ってしまうと混乱し、正しい対応ができないこともあります。
実は先日の火災では
私も「正しいこと」と「間違っていること」の両方を経験しました。

今回は火災に巻き込まれてしまったときの
行動について考えてみます!

                                                                                                                                                                 

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以下は私の火災体験記です。
この体験の中には、
「正しいこと」「間違っていること」が含まれています。
さて、どの行動かわかりますか?

📒体験記
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ビルの8階でお稽古に参加していたとき、
火災報知機が鳴りました。
「火事です」というアナウンスもなかったので、

そこにいた皆が「訓練かな」と思い、
しばらくそのままお稽古を続けていました。


しかし、なかなか鳴りやまないので、
生徒の一人が不審に思いドアを開けて
下の方から煙が出ていることを確認しました。
「火事です!」と言われて初めて皆が慌てだし、
荷物をまとめて出口に殺到しました。

エレベーターを使わないほうがいいと聞いていたので、
迷わず非常階段の扉を開け、降り始めました。
ところが3階付近まで降りたとき、
前を降りていた人が振り向いて
「これ以上無理です!もう降りられません」と言いました。

見ると、そこから下は煙の色が黒く前が見えなくなっていました。
仕方なく私たちは、もと来た道を口に布をあてて引き返しました。
絶望的な気持ちでした。
喉がチリチリするような違和感もありました。
1階まで降りられなければ
この建物から出ることはできないのですから。

ところが5階付近まで戻ったとき、
お稽古の先生が
「エレベーターが動いているから乗りましょう」と言って
私たちはエレベーターに乗り込みました。
そして、運よくエレベーターが動いていたため
1階まで降りることができました。

===============

A.jpg間違っていること✔

「訓練かな」と思い、しばらくそのままお稽古を続けていました。
→火災は初動が大切。
 訓練やいたずらだと思わずに火災報知器がなったらすぐに行動!

荷物をまとめて出口に殺到しました
→火事のときには手荷物は持たずに避難します。
→狭い出口に殺到して倒れてしまうことも。こういう時こそ冷静に押さずに動きます。

迷わず非常階段の扉を開け
→ドアを開けるときは、手のひらや背中で触って向こう側の熱さを確認してから!
 ドアの向こう側が安全な場所かどうか確認してからの避難が大切。

 

A.jpg正しい行動✔

口に布をあてて
→煙を吸い込むのを防ぐために、布やハンカチで口と鼻を覆います。
 濡れている方がよいという話もありますが、濡れていなくても十分機能を果たしてくれます。

引き返しました
→濃い色の煙を避けるのが鉄則!
 一酸化炭素を含む黒い煙は一呼吸で人を死に追いやってしまうほど危険!
 引き返す判断が必要なこともあります。

 

A.jpg場合による行動✔

「エレベーターが動いているから乗りましょう」
→一般的には火災のときはエレベーターは使わないのが原則です!
 ただ今回は建物の構造を熟知している先生が、
 火元であろう地下1階にまではエレベーターが通っていないことをご存じだったため、エレベーターに乗りました。
 建物の構造を知っておくことで、状況に応じた適切な判断ができることもあります。
 

 

今回の体験談は一例ですが
大切なのは
「冷静さを失わないこと」
「普段から建物の構造を知っておくこと」

だと思いました。

火災に巻き込まれないことが何よりですが
「自分に限って」と思わず
万が一に備えて、家族で命を守るために大切なことを
話し合う時間を作ってみてください。

あなたの知識が大切な人を救います!


byたお♪

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