栄養士に聞く”朝ごはん”を考えようシリーズ<朝はしっかり食べよう>

2014年4月25日

みなさんは朝ごはん、ちゃんと食べていますか?お子さんは毎日元気に朝ごはんを食べていますか?

この企画はスマイルぴーれのメンバーが、「自分は朝ごはんを食べないので、子どもに何を食べさせたらいいかわからない。みんなは朝食になにを食べてるの?」という一言から始まりました。そこで今回、栄養士さんに朝ごはんの大切さを教えて頂きました。シリーズの後半ではぴーれメンバーの毎日の普段の朝ごはんも恥ずかしながら公開しちゃいます!このシリーズを通して朝ごはんについて見直してみませんか。
 

お父さんもお母さんも子どももみんな♪ 「朝ごはんをきちんと食べて元気パワーをいただこう!」

朝ごはんは大切だと思っていても、「時間がない」「食欲がわかない」「食べる習慣がない」「朝食が用意されていない」などの理由で食べていない方や食べていない場合もあるかと思います。

狛江市の朝食の状況をみてみると…
狛江市では、平成21年8月に「狛江市食育アンケート調査」、平成21年10月に「狛江市立小学校の食育アンケート調査」、「狛江市立中学校の食育アンケート調査」を実施しました。「朝食を食べない」と答えた人は全体で3.5%であり、東京都の調査12.5%(「東京都民の健康・栄養状況」(平成21年8月))と比較しても欠食している割合が低い状況にあります。しかし、20代、30代では、毎日食べていない人の割合が高くなっています。また、「主食+主菜+副菜または汁物」のそろった食事を「バランスのとれた食事」として食事内容をみると、「バランスのとれた朝食」をとっている人は、全体で30.5%、「バランスのとれた夕食」をとっている人は全体で73.0%となっています。

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参考)狛江市食育推進計画 
では、朝ごはんにはどんな役割があるかみていきましょう!
 

朝ごはんの大切な役割とは?

体のリズムを整える

朝ごはんを食べると、エネルギーがいきわたって体が目を覚まし、動きやすくなり、一日をすっきり元気にスタートできます。ところが、朝ごはんを食べないと午前中は頭も体もボーっとしたまま。昼ごはんを食べた後にようやく元気が出て夜はいつまでも眠れずまた朝、起きられない。そんな悪循環に陥ってしまいます。毎朝きちんと朝ごはんを食べて体のリズムを整えることが大切です。

体温を上げる

人の体温は寝ている時は下がっています。それが朝ごはんを食べ栄養がいきわたることで、体の中で熱が作られ、体温が上がります。すると、体が調子よくなり、元気に活動できるのです。朝ごはんを食べないと、体温はずっと低いまま、脳の温度も下がったままなので、午前中からねむくなったり、あくびをしたりといったこともあります。

脳にエネルギーを補給する

脳のエネルギー源は「ブドウ糖」という成分です。ブドウ糖は体の中に少ししか蓄えておけないのですが、夜寝ている間もエネルギーを使っているので、朝ごはんを食べないと午前中はブドウ糖が不足したままです。すると、脳にエネルギーがまわらず、脳の栄養不足状態に!集中力や記憶力などがうまく働きません。これでは、午前中、集中したり元気に運動したり遊んだりできません。

基礎代謝を高めて肥満や生活習慣病の防止になる

胃や腸が刺激されて排便が促される
 

子どもはもちろん、大人にとっても朝ごはんをとることは大切であることにお気づきですね!

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朝ごはんを食べられない人はどうしたらいい?

朝ごはんを食べていない人は、まずは1品からでも朝ごはんをとることを「習慣」にしてみましょう。朝ごはんをとることが難しい方は、「水分」だけでもとることをおすすめします。食事をとるというと、栄養素をとるイメージですが、実は、水分もとっており、大人の場合は、3食を合計して約1ℓの水分が食事に含まれていると言われます。また、寝ている間に、約500mlの水分が失われているとも言われています。 「朝は忙しくて時間がない」という方は、夕食作りの際に次の日の朝食の準備をするなど、朝ごはんの準備に時間を取られない工夫をすることも大切ではないでしょうか。
 

食事の時間を楽しもう!

みなさんは、「共食」という言葉をご存知ですか?「共食」とは、共に生活している人々と食行動を共にすることを指します。家族と食事を共にする「共食」は、食を通じた家族とのコミュニケーションを深め、はしの持ち方といった食事のマナー、食べ物を大切にする心など様々なことを学ぶ時間でもあります。また、多様な食事を親がおいしそうに食べる光景を見ることで、子どもの 食材に対する好奇心や食べようとする意欲が向上するとの指摘もあります。お子さんが成長していくと、習い事や部活などで 一緒に食事をする機会はどんどん減ってきます。朝は特に忙しいですが、一緒に食事を楽しむ場面を大切にできるとよいですね!
朝ごはんに限らず、食事の基本は、「主食」「主菜」「副菜」のそろったバランスのとれたお食事をよく噛んで(一口30回が目標) 楽しく食べることです。 また、食事中はテレビを消して(難しい場合は、5分でも消す)、家族が色々な話をするような楽しい場に なると、消化吸収もよくなり、心も体も元気になります。

次のシリーズではどんな食事を食べたら栄養のバランスがとれるのか??食事の基本を教えていただきます!

★講演会のお知らせ★
食育講演会「食育は脳育!正しい脳育ての極意」 成田奈緒子先生 
【日 時】 平成26年6月4日(水)午前9時 30 分〜11 時 (午前9時より開場) 
【会 場】 あいとぴあセンター 4階 講座室

関連リンク)
子育て科学 http://kosodatekagaku.com/
リズム遊びで早起き元気脳 http://genkinou.net/seikatu/index.html 


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by のん sanamaru
取材協力:狛江市 福祉保健部 健康推進課 植木さん