NP(ノーバディーズパーフェクトプログラム)を受講して

2016年3月4日

 子供がいくつになっても尽きない子育ての悩みや不安。ついつい愚痴になって夫に吐き出して、「あーもっと建設的に解決したい」と思うことばかり。さらに「子育てを楽しみたい」と思うものの、日々の育児をこなすことに精一杯でなかなか楽しめない…。1歳5ヶ月の娘を育てている私いとぅは、そんな思いを抱えながら過ごしていた時に、子育て支援課主催の講座「NP(ノーバディーズパーフェクトプログラム)」を知り、参加を申し込みました。(開講期間:平成28年1月15日(金)~2月19日(金)までの毎週金曜日、全6回)

プログラムの様子

 このプログラムでは、1~3歳の子を育てているお母さんたちが集まり、日頃の子育てで悩んでいることを話し合います。今回の参加者は12名。毎回変わる4人ずつのグループで座り、話し合ったことを記録したり、発表したりしながら進めます。また、プログラムの進行に当たっては、ファシリテーターと呼ばれる方がいて、私たちの意見を整理しながら聞いてくれます。参加者の子供は保育室で見てもらい、大人だけで2時間ゆっくりと話すのですが、そのようなことは本当に久しぶりだという方がほとんど。休憩時間には、お茶を片手に語らううちに自然と緊張感がほぐれ、心身共にゆったりとした気持ちで参加することができました。

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 全6回のプログラムでは、しつけのこと、家族のこと、自分自身のことなど、様々な悩みについて話し合いました。NPでは話し合いに当たり、「体験学習サイクル」という方法を使って考えることがキーポイントになっています。「体験学習サイクル」とは、具体的事実(子育ての様々な悩み)を出し合い、それに基づいていろいろな解決方法を知るというものです。とかく子育ての悩みは、早く解決策を知りたい、実践したいと急いでしまいがちで、子供の気持ちや行動に至るまでの経緯を知ることはおざなりになってしまうもの。毎回の話し合いでは、「なぜ、そのような行動をするのか、(相手の立場に立って)考えてみましょう。」というファシリテーターの呼び掛けがあり、様々な悩みを冷静に分析することができました。また、今までそのようにして問題解決を図ったことがほとんどなかったことに気付かされました。

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 「体験学習サイクル」に基づいた話し合いを繰り返すうちに、今まで感情的に対応してきた日頃の悩みを一度冷静に見つめ、考える習慣が身に付き始め、少しずつ自分の対応が変わっていくのを感じました。とは言え、やはり怒りが沸点に達している時はなかなかできないのも事実ですが…(笑)またNPでは、話し合いだけでなく、「褒める」「褒められる」ことを役割演技で体験し、「どんな言葉が嬉しかったか、どんな気持ちになったか」を伝え合ったこともありました。「私は子育てを頑張っている、頑張っている自分を認めて欲しい、褒めて欲しい」という思いは、多くのお母さんがもっているもの。私はついそうした見返りを求めてばかりですが、これからはまず子供や夫に対して、褒めること、感謝することを心掛けたいと思いました。

プログラムを終えて

 全6回のプログラムはあっという間に過ぎ、終わってしまうのがとても寂しく感じました。「悩んでいるのは自分だけではない」という安心感、共感してもらえたことで少し心が軽くなったこと、「そういう考え方、解決策があるのか」という発見など、NPを通して得られたものがたくさんありました。そして何より、「体験学習サイクル」という問題解決の手法を学び、感情的にではなく相手の気持ちを考えた対応を心掛けられるようになりました。これからの子育てで、まだまだたくさんの悩みや壁が待っていると思いますが、NPで得たもの、学んだことを活かしていきたいと思っています。なお、このプログラムは年に2回あり、次回は5~6月に行われる予定です。興味のある方は、是非ご参加ください。

 

最後に…

今回ファシリテーターをされた、子ども家庭支援センター職員の吉永さんに、プログラムを終えて感想をお聞きしました。

 初めは「どんな人が集まるのだろう…。」と緊張していた皆さんの表情が、講座が終わる頃にはすっかり和らいで、にこやかになっていました。子供から少しの時間離れ、大人だけで子育ての悩みを「話し合う」ことによって、新しい考え方に出会ったり、前向きな気持ちになれたりしますよね。このプログラムを通してできたつながりを、今後も大事にしていってほしいと思います。

 

by いとぅ