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HOME子育てあれこれその他の保育施設入るまで知らなかった!~学童保育体験談~

学童クラブの申し込みが始まっています。令和5年度学童クラブの申し込み関連書式は学童保育所・小学生クラブ・放課後クラブ ・こどもクラブのページから!
メディアでも何かと取り上げられがちな“保活”に比べて、そこまでの注目はされない学童申し込み。今年度初めて申し込まれる皆さまは学童クラブについてどの程度ご存じでしょうか。

ぴーれには今年初めて子どもが学童クラブに入った一年生保護者が3名います。話し合ってみると施設によって細かなことで違いがあることに驚きました。また、入る前には予想していなかった事柄もちらほら。今回はこの3人の体験談をもとに、通いだしてわかった学童クラブのあれこれをお届けします。

ところで学童クラブって・・・

狛江市の放課後児童健全育成事業は、「学童保育所」、「小学生クラブ」、「放課後クラブ」、「こどもクラブ」の4種類があり、これらを総称して「学童クラブ」と呼んでいます。
大まかに言うと、公設公営で学校内に開設されているのが「放課後クラブ」、同じく公設公営で学校とは別の施設なのが「学童保育所」、公設民営なのが「小学生クラブ」、民説民営なのが「こどもクラブ」となります。それぞれの特徴はこちらのページ(市のサイト)でご確認を。
放課後の子どもの居場所づくりに関しては、この他にKoKoAもあるので、こちら(市のサイト)もご参考に。

※ぴーれメンバーの子どもたちはこの中の学童保育所・放課後クラブ・こどもクラブをそれぞれ利用していますが、今回は施設に対する公式取材ではなく、保護者としての体験と子どもたちからの伝聞がもとになるため、記事内でどの施設がどの内容になるのかは明示していません。よもやま話としてお読みいただければと思います。

持ちもの

まずは入所前に準備の必要な持ち物に関して。
準備品は多いところとそうでないところがありそうです。

〇毎日の持ちものとして、ハンカチ、ティッシュ、水筒(中身がなくなったら麦茶を補充してくれる)、マスク、連絡帳。置いておく物としては着替え一式と置き傘、任意で置いていいものとして、防災頭巾、自由帳、セロハンテープ、折り紙、色鉛筆、ドリルや迷路、ぬり絵など学習の時間に取り組める物、体育館で遊ぶ時用の上履きを置いています。

〇折りたたみ傘、防災頭巾、折り紙、クーピー、自由帳や塗り絵など学校のお道具箱と同等の準備があり、想像より多かったので焦りました。

〇学童の中で使う道具類はほとんど貸し出しで特に用意する必要はありませんでしたが、学校と学童で置き傘(折りたたみ)を別々に用意することになったのが想定外の出費でした。

ドリル類の用意には工夫や注意が必要なことも。

〇本人が楽しく過ごせるアイテムをということで(学校はキャラクター系はNG)学童はキャラクターもののぬり絵を用意しました。

〇ドリルをすぐに用意せずにいたら、学習の時間にまだ習っていない学校の宿題用ドリルをだいぶ先のほうまで進めてしまっていました。見当違いの解答がたくさん記入されていたドリルを目にして、本人なりに考えて行動したんだろうなぁ、と息子の姿を想像したら胸がギュッとなりました。ドリルや迷路などの用意が必要な場合は早めに用意するのがオススメです!

子どもなりの考えといえば、こんな話も。

〇着替えをひと組置いていますが、使うかどうかは子ども本人の判断になるようで、泥だらけになったのにそのまま帰ってくることもあります。

過ごし方・遊び

過ごし方には異年齢がひとところで過ごす学童クラブならではのよさが伺えました。

〇同学年のお友達よりも年上のお友達と遊ぶ事が多く、縦のつながりは学童ならではだなと思ってます。

〇同級生や上級生と一緒に遊べる時間があるので“付き合い“や“距離感“を肌で学んでいるのでは?と思います。入学当初はトラブルに巻き込まれ心配することも多かったですが、2学期から慣れてきてペースを掴んだようです。

〇野菜の収穫やお月見など、季節を意識した活動を取り入れていて、教わったことを家で話してくれます。

〇誕生日にメッセージカードをプレゼントしてくれるようです(来月誕生日で詳細は不明ですが、両親もご協力お願いしますとこっそり依頼がありました)。

外でのびのび遊べるかどうかも気にかかるところ。

〇学校の校庭で遊べるので遊び時間は思いっきり体を動かしている様子です。

〇学校に付帯している学童なので、校庭を散策し生き物がよく出るお気に入りスポットを見つけたようです。

〇別の施設を併設しているので、庭を使える時間に制約があり、天気がよくても外遊びができないことがあるようです。

〇泥遊びや水遊びを思いっきりさせてもらえるのはいいのですが、学校用の靴が中まで泥々になって洗い替えが追いつかないことがありました。

室内での遊びにもそれぞれ楽しみがあるようです。

〇雨の日はDVDを観ている様ですが、どの位の時間観ているのか気になるところです。

〇もともとブロック遊びが好きなこともあり、学童に置いてあるジスターというブロックがとても気に入ってます。

〇大きな家のようなものを数日がかりで段ボールで作ってそのまましばらく使ったりと、家ではなかなかできない遊び方をしています。

宿題

帰宅後の時間が短いため、できれば済ませてきてほしい宿題の様子は?

〇基本的に、宿題をやりたい子は自主的にやる、という感じらしいです。時々、『勉強の時間』があるそうでその時は宿題や持参したドリルに取り組むそうです。

〇平日下校後の時間の使い方は任意らしく、宿題時間はない様子。ただ延長保育となる17時からは宿題(勉強)タイムとなるようです。

〇別の学童に行っているママ友から聞いて「学童は宿題の時間がある」と思いこんでいたら、特になかったので親としてはショックでした。

〇1日保育の日は、午前中に40分程勉強タイムがあるみたいです。

〇面談で「できれば宿題をやるよう声をかけてほしい」とお願いして、最初のうちはスタッフが声をかけてくれていたようですが、結局は気が向いたときしかやってきません。

おやつ

子どもたちのお楽しみのおやつはどうでしょうか。メニューにも施設ごとの個性が。

〇雑炊や蒸しパン、いりこなど健康的な手づくりのおやつが出ますが、子ども本人はよその学童はお菓子が出ると聞いて羨ましいようです。

〇市販の小分け系お菓子を2つほど食べているようです。たまにチーズ、クロワッサンやジュース、夏にはアイスを食べていました。

〇パン系、おかず系、スイーツ系、ゼリー類などさまざまなものが出ます。月1回いちごのショートケーキの日があり、その日はジュースも飲めるのでお気に入りのようです。系列学童は同じ献立だそうです。

また、配布方法も異なるようで、子どもによって「食べなかった」日があるのには驚きました。

〇いっせいにおやつの時間になるのではなく、自分で取りに行く形式のようで、初期はよく「食べ忘れた」と言っていてやきもきしました。

〇学年によっておやつの時間が違う様子です。

〇好みのおやつじゃない時や、お友達が食べないとそれに合わせて食べない日もあり、帰宅後お腹すいたーと言われて「食べてきてよー」と思う日もあります。

長期休み

学童クラブ内で丸一日過ごすこととなる長期休み(メンバーはまだ利用して1年が経っていないため、夏休みについての回答です)。
まずはお弁当の話題。お昼はほぼ全てのクラブでお弁当持参です。

〇お弁当はクーラーバッグのような場所で保存していたようです。

〇お弁当の果物は冷蔵庫で冷やしてくれると言っていました。

〇うちはたまたま注文すれば給食が出る施設でしたが、本人からお弁当希望があり、半々くらいの日数でお弁当も作りました。

夏ならではのこんな楽しみも。

〇6畳間くらいの大きさの組立式プール(膝くらいの深さ)があり、指定日に水着を持っていくとプール遊びができました。

〇サンダルを持っていき、水を撒いて遊んでいることが多く、ずぶ濡れの着替えをよく持ち帰りました。

また、学校のプール登校日については、対応が分かれました(実際にはコロナの状況で今年度はプール登校自体が中止になりました)。

〇学校のプールがある日はプールバックを持っていくと、該当時間にプール指導を受けられるらしいです。

〇学校のプール登校日は、学童を中抜けできないのでプール終了後に登所するようにと案内があり、プール開始の時間が親の出勤より遅いので朝どう過ごしたらいいか悩ましかったです。

所属が低学年中心のためか、こんな時間のある施設もあるようです。

〇週明けにバスタオルを持参し、昼休憩の時間に敷いて休みます。昼寝をする子もいるが、ほとんどの子は静かに寝転んでいるらしいです。週末に持ち帰ります。

そしてこんな心配ごとも。

〇外に出られない気温の日は狭い部屋で大勢が過ごしていて、ストレスが少し気になりました。

〇「○○ちゃん今週夏休みで旅行なんだって」といつも遊んでいるお友達がいないことがあり、他のお友達と遊べますようにと思いながら見送っていました。

スケジュール・連絡

スケジュールは月ごとに事前に提出するシステムが主流のようでした。

〇前の月に登所と帰宅の時間(お迎えの有無も)の一覧表を紙で提出し、それとは別に連絡ノートを毎日持参して変更や連絡はノートに書きます。

〇翌月の予定を、配布された用紙に記入して毎月20日までに提出。お迎え時間と誰が迎えに行くか(子どもの状況に応じて1人帰りもOK)を書きます。

予定変更の対応も、どこもスムーズのようです。

〇予定が変わった際は、連絡ノートまたは電話し、留守電に伝言も可なので、時間外に連絡しなきゃいけない時は助かっています。

〇入所前に利用曜日を細かく聞かれ、その通りでないといけないのかと思いましたが、実際は柔軟に対応してくれています。

〇休み→利用に予定が変わった場合は、前日の15時までに連絡すればおやつの用意をしてくれます(過ぎてしまった場合はおやつの用意はないが、たまたま欠席者がいたりしたら、食べられることもあります)。

〇提出した予定と実際が大幅変更しても特に何も言われませんでした(我が家の場合、週3くらいの利用で予定を提出したものの、夏休みはケガなどもあり1回しか行かなかったが嫌な態度などされませんでした。多分、前提として家庭保育ができるならそれが1番だという考えだから)。

〇夏休みの登所日と帰宅時間(お迎えの有無も)の一覧表が配布されました。夏休みの予定が未定だったので困りましたが、事前に連絡をすれば変更可能なのでざっくりとした予定で大丈夫と知り安心したのを覚えています。

そのほか、こんなやりとりもあるようです。

〇写真つきの活動報告を毎月もらってきて、前の月の活動がわかります。

〇月に1度、学童のおたより有り。お誕生月の子が載っていて、ちょっと嬉しいです。

〇親のほうから話したいことがあったら連絡帳に書くとお迎えの時に口頭、又は連絡帳に返事が来ます。電話の時もあります。

コロナ対応について

最後はなかなか収束しないコロナ禍への対応について。
記録する範囲は施設によって異なりますが、検温表の提出はどの施設でも行われているようです。

〇検温と健康状態(家族含む)を書いたカードを毎日提出します。登所しない日や週末についても記入欄があり、毎日記録をつけています。

〇休日を含めた毎日の検温(本人のみ)を連絡ノートに貼ってある検温表に記入します。

〇ノートに貼ってある検温表に、当所する日のみ体温を記入しています。

子どもたちが長い時間過ごす場所となるため、感染対策には力を入れてほしいところです。

〇遊んでいる子どもたちはマスクを外している子が多いように見えます。流行している時期には気になりました。

〇陽性者が出たときはメールで連絡がありました(学童は休みにならないので行くか行かないかは各家庭の判断になります)。

とりとめない話となりましたが、学童クラブについて、イメージは湧いたでしょうか。
「小1の壁」などという言葉もありますが、子どもたちが学童クラブで快適に過ごすことで、より多くの保護者が安心して仕事と家庭を両立できることを願っています。
来年度4月入所の申し込みは2022年11月25日(金)までです!

BY むーちょ

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