狛江市防災センターに行ってきました!(防災シリーズ1)

2014年2月21日

狛江市役所 庁舎のとなりに出来た防災センター。(地上6階地下1階)

気になっている方も多いかと思います。

そこで、どのような施設なのか潜入取材をしてきました(^o^)丿!!

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 ここは、災害時の司令塔!!

(狛江市の災害対策本部があり、意思決定から救護支援要請、情報発信の拠点となる場所。)

 

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 総務部安心安全課の加藤さま、田中さまにお話を伺ってきました。

 主 要 設 備

*地下1階は

非常用汚水槽(災害時に下水道施設が被災した際、一時的に汚水や雑排水を貯留できる。)

防火水槽(貯水量40㎥の消防活動用防火水槽)が設置してある。

 

*1階は、災害対策用備蓄倉庫

(災害発生時、国や都からの救援物資が来るまでの一時的な備蓄品や救援資材などを備蓄。

 小中学校などの災害時避難所にも備蓄庫があるが、市民全員分をまかなえる量ではないので、

各ご家庭で必要な物を話し合い、各自で備えていただきたいとおっしゃっていました。)

・その他・・・市役所敷地内に井戸を設置し、防災センターに設置した給水栓から災害時の飲料水を提供する。

(井戸の運用開始は平成26年7月以降の予定)

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*2階は、窓口・執務室

災害時に・防災行政無線や画像伝送システム    

      テレビ会議などの通信手段を用いて⇒⇒⇒情報の送受信を行い、関係機関との連携をはかる。

災害情報システム(DIS)、全国瞬時警報システム(J-ALERT)も搭載。

 

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 *3階は、災害対策室

大規模災害発生時に市の最高意思決定機関となる、災害対策本部を設置する。

ここでは狛江市長が中心となり、災害情報を、集約・整理することで事態を把握。

⇒⇒市内の災害対応(国への要請・自衛隊派遣など)の意思決定を行う。

4階は、会議室スペースとなっている。

*5階は、管理部門のため取材不可であった。

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*6階・屋上は、

・大型非常用発電機の設置。(72時間無給油で施設内の電気供給が可能)

・受変電設備、防災行政無線アンテナも設置

 

 

*庁舎を支える免震構造

地震時に基礎と建物の間に設置した免震装置が変形し、地震のエネルギーを吸収することで、

建物に地震力を伝わりにくくした構造になっている。

*環境への配慮

・壁面の緑化 ・雨水利用(トイレの洗浄水、壁面緑化に利用) 

*バリアフリー構造

・だれでもトイレの設置

・エレベーターの設置(階段利用が困難な方やベビーカーや子連れの方で、庁舎にご用のある方も利用できる。)

 3階に庁舎との連絡通路があり、子育て支援課にもつながっているので、とても利用しやすい。

 

見学取材をしてみて
*防災センターを見学する前は、新しい避難所が出来たのだと勘違いしてました。実際は、避難所ではなく、防災センターは司令塔的な施設だということがわかりました。
今回、市内全体の備蓄の内容や数量を知りました。市が備蓄しているものは、狛江市の被害想定人数8216人分だとわかり、自宅での備蓄が必要だと強く感じました。
『狛江市地域防災計画』に、備蓄内容は公開されていると教えていただいたので見たところ、詳しく「市民がとるべき措置」についても書かれていたので、今後の参考にしたいと思いました。
 

by たんちゃん。 もり八  nico