有償保育ボランティア「HIPPO」

2015年2月13日

子育て支援&地域支援のために有償保育ボランティアをしている「HIPPO」さんを取材してきました。

用事があって、ちょっとの間だけ子どもを見ていてもらいたい!
毎日の育児でストレスが溜まって、限界!自分の時間が欲しい!
そんな時、ちょっと子どもを預かってくれるところがあったら・・・と思ったことのある方は多いはず。
保育園の一時保育を申し込もうにも電話が繋がらない、電話が繋がってもすでに予約が入っていて預けられないという苦い体験をしたことはありませんか?
そんな方のために、「HIPPO」さんは心強い味方になるはずです。
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ご自宅前の可愛らしいカバの看板が目印です。

「HIPPO」の3つのサービス

HIPPOでは、3つのサービスで子どもを預かってくれます。
・自宅で行う一時預かりサービス
・利用者の自宅へ出張して預かる出張・訪問サービス
病気になってしまい回復してきたけれど、まだ保育園には通えない場合のための病後児預かりサービス
どのサービスも完全予約制で、利用日の2日前までに電話かメールで予約を入れます。

利用時間や料金など詳しくは、HIPPOのホームページをご覧ください→「HIPPO」ホームページ

チャイルドマインダー 宍戸裕子さんに話をうかがいました

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HIPPOを運営しているのは、宍戸裕子さん。
ご自身も男の子2人のママさんで、素敵な笑顔と優しい話し方が印象的な方です。
宍戸さんは日本チャイルドマインディング&エデュケア協会に属し、認定チャイルドマインダーの資格をお持ちです。また、小児救急救護法MFA国際ライセンスも取得されており、病後児預かりも積極的に受け付けています。
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預かっている時にお子さんが寝てしまった時は、呼吸のチェックをしているそうです。SIDSとは、乳幼児突然死症候群のことです。

HIPPOを立ち上げた理由を教えてください

以前は保育とは関係のない仕事をしていましたが、震災の後から「子どもの近くで働きたい」「誰かの助けとなる仕事をしたい」と思うようになりました。退職後、自宅開業を目標に資格を探している時にチャイルドマインダーと出会いました。

狛江市の待機児童の多さ、一時保育サービスが不足しているという現状もあり、子どものいる親が誰でも気軽に利用できる場所を作りたいと、2013年11月にHIPPOを始めました。

なぜHIPPOという名前にしたのですか?

カバは、動物の中で最も母性が強いと言われています。また、ヨーロッパでは子育ての守り神として崇められることもあるそうです。子育てをしている方の守り神になりたい、そんな思いからHIPPOと名付けました。

現在どれくらい登録者がいるのですか?

 登録者は15名です。ひと月の利用者はまちまちですが、多くても10名くらいです。

どのような利用者が多いですか?

 主な利用者はママさんです。ほとんど狛江市の方ですが、市外から利用されている方も数名いらっしゃいます。0歳児を預かることが1番多いですね。お預かりする理由は訊きません。どんな理由でもお預かりします。

HIPPOを運営するにあたり、気を付けていることは何ですか?

私1人でお預かりしているので、自分自身が体調を崩さないよう気を付けています。また、お預かりするお子さんが怪我をすることがないよう、安全な場所を作ることや目を離さないことを心がけています。

狛江のママたちへメッセージをお願いします

 昔と違い、現代では親子が1対1の『孤育て』が多いです。特に初めてのお子さんだと分からないこと、悩むことばかりだと思います。雑誌やネットの情報に振り回されがちですが、そういう方たちの悩みや相談を聞ける存在になりたいと思っています。重要な用事がなくても、ストレスを感じた時や疲れた時に利用してほしいです。 

HIPPOの保育の様子

今回の取材では、狛江在住の8か月の男の子を保育する様子を見せていただきました。
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生後4か月から利用を始めて、今回は8回目。だんだん人見知りが出てきて、ママがいなくなると泣いてしまうことも増えてきたとか。
子どもが過ごす場所には、マットが敷き詰められて、テーブルの角にはカバーをするなど、安全面に配慮されています。
おもちゃも豊富に用意されており、どれで遊んだらいいのかわからないほど!
宍戸さんのお子さんは2人とも男の子のため、女の子のお子さんが来ても楽しんでもらえるように、おままごと類を増やしたそうですよ。
また絵本が好きなお子さんには、宍戸さんが絵本を読んであげることもあるそうです。

今回預かりサービスを利用していたママさんは、フリーのカメラマンさん。実際にHIPPOを利用して感じていることを聞いてみました。

HIPPOをどのように利用されていますか?

世田谷区から狛江に引っ越してきて、インターネットで子どもを預かってくれるところを探していたら、HIPPOさんを見つけました。フリーなので仕事が不規則で急に仕事が入ることもあり、すぐに預かってくれるHIPPOさんはとてもありがたいです。
また、最近は息子がつかまり立ちをするようになって目が離せなくなってきたこともあり、編集など在宅の仕事の時もHIPPOさんに預けることがあります。

HIPPOの良いところは?

アットホームな雰囲気で、安心して預けられます。何度も預かっていただくことで、私と子どもと宍戸さんの関係もより良いものになってきています。

取材後記

一時預かりの仕事をしていて、やりがいがあると感じるのはどんな時ですか?と伺ったところ、「戻ってきたママの顔を見た時です。『ありがとうございました、助かりました』と言われる時は嬉しいですね。」と笑顔で語ってくださった宍戸さん。たった1人で全てをやらなければならない大変さと責任の重さは相当のものでしょうが、子育てを頑張るママを助けたいという強い思いが宍戸さんから伝わってきて、とても心強く感じました。
また1つ子どもを安心して預けられる場所が見つかって嬉しいです。
子どもを預けることに罪悪感を感じることなく、気晴らしや息抜きの場としてHIPPOを利用してみてはいかがでしょうか。

by リン