【2015年度版】『子鹿幼稚園』取材記事
2015年7月31日
子鹿幼稚園を取材してきました
豊島秀臣園長にお話しを伺いました。
子ども同士がケンカをしたらどうしますか?
時と場合に因るが(このままでは危ないな、と思った時は止める)、ケンカは人を知り、自分を知る事が出来る。子どもの社会性を育む上で大事なことだと考えているので、すぐには止めず、見守る方向。
暴力のあるなしに関わらず、周囲の声からではなく当事者同士それぞれに理由を聞き両者に理解させ、解決するよう見守る。
またケンカがあった場合、子どもは時に本当のことを言わないこともある。両者の親に集まってもらい、ケンカの経緯を伝えておく。
故意でない怪我の場合も両者の親に伝える。
お弁当・給食を食べられない子には、どのように対処していますか?
体調などもあるので無理強いはしない。「おかあさんが頑張って作ってくれたから」等と努力してみようと励ます。
年少の頃はまず集団で食べる事を楽しみ、食べる喜びを知ってもらうため、保護者の方には好きな物を入れてもらうように協力して頂く。
集団に入ったからと言って、すぐに嫌いなものが食べられるようになる訳ではないので、好き嫌いは徐々に慣らしていく方向。
親の保育への参加度について教えてください。
基本的に行事は園主導ではあるが、スパイスとして保護者の考えを取り入れている。
特徴的なこととしては、2ヶ月に1度全園児合同のお誕生日会があり、自分の子どもの誕生日会には親も参加し、一緒に成長の喜びを分かち合う。その際、保護者の出し物も用意してもらっている。
在園児ママのサークル(コーラス・華道・フラワー・おはなし屋さん(園児たちへの絵本の読み聞かせ)・バンビクラブ(未就園児の遊び場)もある。お迎え時の井戸端会議を園内でして、保護者同士も交流して欲しい。
子どもと同じように保護者にも人間関係を一緒に学んで欲しい。
親へ希望する事
『自分の子どもを信じて下さい』
親自身の考えだけを押し通そうとするから子どもを信じられなくなるので、子どものありのままをまず受け入れて子どもと接して下さい。
1人1人光るものを持っているので、他の子と比べずに子どもと一緒に育つ気持ちで。
幼児期は親子のコミュニケーションが大事なのでスキンシップを大事にし、明るい関係づくりを心掛けて欲しい。子どもを温かく見守る姿勢、「口は出さずに目は離さない」スタイルを。
幼稚園の写真
正門 | 園庭1 |
園庭2 | 園庭3 |
プール | ホール |
トイレ(女の子) | トイレ(男の子) |