就学時健診ってどんなことをするの

2019年10月4日

就学時健診とは?

健康診断来年度小学校に入学する子の保護者の元には、狛江市から就学時健康診断のお知らせが届いているかと思います。(毎年10月中旬頃送付)
筆者の第一子は昨年就学時健診を受診しましたが、何の予備知識も無く行ったところ、事前に分かっていれば、と思ったことがありました。
そこで、就学時健診がどのようなものか、簡単にお伝えできればと思います。

就学時健康診断は、小学校入学の約半年前に行われる健康診断で、「学校保健安全法」という法律に基づいて実施されています。
入学する児童の健康状態を把握するとともに、就学先の判断にも利用されているようです。

筆者の子は狛江第一小学校(一小)で受診しました。
受診する学校は、住んでいる住所で通う市の小学校が指定されています。
令和2年度小学校入学予定者の案内は、9月15日の広報こまえでお知らせされています。

学校保健安全法

(就学時の健康診断)
第十一条 市(特別区を含む。以下同じ。)町村の教育委員会は、学校教育法第十七条第一項の規定により翌学年の初めから同項に規定する学校に就学させるべき者で、当該市町村の区域内に住所を有するものの就学に当たつて、その健康診断を行わなければならない。

第十二条 市町村の教育委員会は、前条の健康診断の結果に基づき、治療を勧告し、保健上必要な助言を行い、及び学校教育法第十七条第一項に規定する義務の猶予若しくは免除又は特別支援学校への就学に関し指導を行う等適切な措置をとらなければならない。

就学時健診で何をしたの?

視力検査昨年の一小では、内科、視力、眼科、耳鼻科、歯科と行動観察、保護者と子どもとで小学校の先生との簡単な面談が行われました。

・受付:来校順に並んで受付し、番号札をもらって子の首から下げました。
受付番号で割り振られた教室で呼ばれるまで待機します。
1教室に35組程度の親子が待つため、かなりぎゅうぎゅうでした。

・内科:内科校医の先生に体全体を診てもらいます。
子供は下着1枚になるので、脱ぎ着しやすい服装がいいと思います。

・視力:一般的な「C」の字の空いている方を言うというものです。
視力をはかるのではなく、片目ずつ0.7が見えているかの確認でした。
視力検査は戸惑っていたり、すぐに理解できなかったりする子も見受けられたので、事前に子どもにどういうことをするか教えておくとスムーズかもしれません。

・行動観察:健康診断後に子どもと保護者は別になり、保護者は待合室で待つことに。
当日配られたプリントには、行動観察について、「学校の雰囲気を体験します」との記載がありました。
子供は折り紙を喜んで持って帰ってきました。

・面談:6つの教室を使って行われました。小学校の先生1名と親子です。
まず、子どもに対して、名前や通っている園の名前などを聞くといったやりとりが行われ、その後、事前に配られたアンケート用紙に基づき保護者と先生が話すというものでした。
我が家は特に個別に相談する事項もなかったため、5分程度で終わりました。

我が家はたまたま校長先生との面談でしたが、どの先生になるかは受付順で割り振られているようです。

受診してみて

待ち時間が長かったので、親子共に本などを持っていけばよかったと思いました。
保護者のみの待ち時間はママ友とおしゃべりしている方も多かったですが、かなり時間が長く、筆者は暇を持て余してしまいました。
受付時間中ではあるものの遅めの時間に行ったため、待ち時間は長くなったように思います。
特に一小は入学予定者数が多い、つまり受診者数も多いため、待ち時間は他校と比べると長くなっているように感じました。

私立などの小学校に進学する場合は?

私立や国立など市外の学校に進学する予定の場合、就学時健診はどうしたらいいのでしょうか。
その場合は、まず進学(予定)先の学校に確認することをお勧めします。
学校によっては、自治体の就学時健診結果を送ってもらっており、受診しなければならない場合もあるようです。

また、就学時健診で提出するアンケート欄に進学予定先を記載する欄がありました。
時期によってはまだ私立学校の試験結果が出ていないため、進学先が未定のこともあるでしょう。
その場合も、アンケート欄や面談などで状況を伝えておくほうが、小学校側が準備や入学予定者数を把握する上でも親切かと思います。

 

(やま)