シリーズ<子どもの居場所・みんなの居場所>彩ステーション(調布市・柴崎)

2021年1月29日

 

甲州街道から佐須街道にぬけて数百メートル、調布市柴崎一丁目の西田医院のお隣りに、空き家を活用した多世代交流の場「しばさき彩ステーション」があります。

 

「こまち」梶川代表がお話された狛江市中央公民館の講演会に副代表大木智恵子さんが登壇され、しばさき彩ステーションを立ち上げた経緯、
運営で心がけていること等について、体験談を20分ほどお聴きすることができました。


ご高齢の方だけではなく近所の親子づれが立ち寄れる多世代の場づくりに取り組んでいらっしゃる様子、

「シャッター・アート」「ガレージ・セール」など、興味深いイベントが頻繁に開催されていること、

様々な企画の運営をサポートする方々のイキイキ感がとても印象的で、講演のあと訪問し、淹れたて珈琲をいただきながら、「しばさき彩ステーション」の取り組みについてお伺いしました。

大木さん

 当日、一月ながら穏やかな好天の日だったためか、あたたかい光が差しお部屋の雰囲気がとても明るいことが印象的でした。

 大木さんからは、下記の特徴をお伺いしました。
 
・平日10時〜16時 月曜から金曜まで開いており、概ね副代表の大木さん、もしくはサポーターのどなたかが常駐されている。

・一階の広いスペースでは団欒や共同作業ができ、お水やお茶などが飲める環境にある。
      日によってはランチ会や各種イベントも頻繁に開催されている。

・以前は、店舗として活用されていた場所であるため、前の道路からふらっと入り易い。

テーブル

    ✳︎窓際にお立ちになっている方が、副代表の大木さんです。
 

運営メンバー(サポーター)は、来客された方がだんだんと運営に加わったり、ご友人と一緒にお越しになるなどして集まってくださり、
一年半前の時点では5名だったのが現在は、40名に増えているとのこと。

サポーターから出されたアイデアを大木さんが後押しし実現へ、

また次のアイデアの実現へとつながり、更にはデザインや手作りグッズなど、

スキルを持つボランティアさんが加わってくださるきっかけとなる好循環が生まれる様子が、伝わってきました。

 

昨年春、コロナ禍の中で起きた突然の小中学校の休校時には、近所の若い保護者からの希望で、さながら「おうち学童」スペース、近隣のご家族同士扶けあうことで、こども達の居場所としても、大切な役割を担われました。

 

shiba

〜みんなで作る、みんなの居場所〜が、キャッチフレーズ。

近隣の方であればどなたでも受け入れるとのことで、
誰もがリラックスできる雰囲気で、お部屋全体の雰囲気や飾られたグッズからは関わる方々の温かみと輝きを自然に伝わってきます。

ぴーれ読者の皆さま、ぜひ狛江から充分徒歩orサイクリング圏内の「しばさき彩ステーション」に、お子様づれで立ち寄ってみてください。

きっと新しい地域のつながりのあり方、子どもやご高齢のご家族との過ごし方のヒントが得られるのではないかと思います。

                          以 上

(ハリー)