小学校で実施されているKoKoA(放課後子ども教室)を活用しよう!

2021年3月19日

小学生のお子さんたちは、放課後をどのようにして過ごしていますか? 現在は、コロナウィルス感染症の影響で、各ご家庭の判断により、それぞれが異なる過ごし方をしていることと思います。そんな中ではありますが、小学生の放課後の居場所として、KoKoAをご紹介したいと思います。

kids_kyouryoku
 

KoKoAってなに?

 

KoKoAは、(こまえの こどもみんな あつまれ)の略。狛江市の放課後子ども教室事業の一つで、放課後等の子ども達の居場所づくりを目的として実施されています。KoKoAは、狛江市内、6つ全ての小学校にあります。

 

学童や児童館とは別のもの?

学童とは違うの? と思われる方も多いかもしれませんね。そうなんです、学童とはまた別物。小学校の敷地内にあり、児童館のように開かれた場所ではないので、知らなかった!という方が多くても、無理はありません。KoKoAは放課後、その小学校に通う生徒であれば、誰もが過ごすことのできる場所。料金もかからず、学童のように「入れなかった」「落ちた」といったことももちろんありません。利用には、事前登録が必要ですが、手続きは簡単。登録は小学校ごとで、入学後、学校を通して配られる登録用紙を提出すればOKです。

 

学校の敷地内にあります

学校の敷地内に併設されているため、帰宅することなくそのまま、KoKoAに寄ることができるのも嬉しいポイント。学校と同じく、おやつを持参しての飲食はできません。学童と違い、おやつは出ませんが、学童とは入り口・場所が分かれているので、「学童の子はお菓子を食べていていいなぁ」と目にするようなこともありません。月曜から金曜までの放課後に実施されていますが、土曜日や、学校休業日については、実施の有無や時間帯が、小学校により異なります。コロナウィルス感染症への懸念から、現在は、実施時刻が普段と異なっていたり、学年ごとに曜日を分けている学校もあります。通常の状態も、現在のイレギュラーな情報も、いずれも小学校により異なりますので、市ホームページに掲載されたお知らせをご確認ください。

 

なんといっても、KoKoAルームには、安全管理員の方がいてくださるのが心強い点です。けれども、学童とは違い、「児童を預かる場」ではありません。初めに保護者の方も、その点を認識しておくと良いでしょう。何らかの理由で利用できないということもありますので、お仕事のある方などが、頼りすぎてしまうことのないようご注意ください。


KoKoAルームには、本やブロックなどが置いてあり、自由に遊べる空間となっています。慣れているお子さんは、まず宿題を済ませてから遊ぶことが多いようです。全体的に、落ち着いた空間という印象です。また、様々な学年のお子さんと交流できる場でもあります。遊び場所は、KoKoAルームのほか、校庭、体育館となっていることが多いですが、学校により異なるとともに、場所についても、現在は制限のある場合がありますので、ご確認ください。

thumbnail_book_zukan

 

利用する際の流れ

●事前に参加申請書を提出しておきます。

●ランドセルや荷物を持ってKoKoAへ。

●手洗いうがい、消毒をします。

●受付(名前・クラス、入った時刻、体温を記入)を済ませます。事前に、参加日を記入しての申し込みが必要な学校もあります。

●名札をつけ、ランドセルなどの荷物をロッカーに入れます。

●自由に遊びます。

●帰る際は、受付に名札を返して時刻を記入。ランドセルなどの荷物を持って帰宅。


まとめ

・狛江の全ての小学校で実施
・一度帰宅することなく、ランドセルを持ったまま直接参加が可能
・事前登録が必要
・おやつは出ない
・来た時、帰る時に受付(名前などの記入)をする
・料金は発生しない
・KoKoA直通の電話あり
・スケジュールは各学校のお知らせで確認

利用方法は、ご家庭で話し合って

子どもだけでの外出は、とくに低学年の場合、まだ心配なこともあるかもしれません。その点、KoKoAは、大人の目もあり、また受付をして出入りするので、安心感があります。参加するペースも、ほぼ毎日、週に一回、月に一回程度、などさまざま。保護者の方がお仕事をしているか、していないかなども関係なし。使い方も、帰宅時間も、自由です。

一方、一斉の帰宅時だと同じ学年の生徒たちも大勢歩いていますが、KoKoAに寄り、好きな時間に帰ると、帰路がひとりになり心配、という面もあります。自分で帰るお子さんもいれば、「KoKoAが閉まる時間まで(or何時まで)いてね。迎えにいくから」と約束をして、KoKoAまで迎えにいく親御さんもいます。お子さんがひとりで帰宅することに不安があるかどうかは、学年やご家庭にもよるかと思いますので、帰る時間を決める、親が迎えにいく、など安心できる良い方法を検討してみてください。


我が家の場合は、一年生になり、しばらくしてから数回利用しました。一度行ってみることで、使い方の流れや、雰囲気がわかりましたので、子どもが行きたがった際や、親である自分自身に用事がある時などにも、しばしば活用しています。

保護者会の日にも助かりますし、とくに何もない日であっても、一度活用してみるのがおすすめです。お子さんにとって、居場所がひとつでも増えるのは、きっと良いこと。保護者の方にもいざというときの場所があると安心ですね。

 

子ども家庭部児童育成課

放課後対策推進担当03-3430-1281


coquille(コキーユ)