3.11に、防災グッズと食品備蓄をチェックしよう!(グッズ編)
2021年3月5日
前回の記事で、食品ストックについてご紹介しました。
今回は、グッズ編ということで、持ち出し袋を含めた防災用品について、お伝えしたいと思います。
3月11日。年に一度、この日を防災グッズや備蓄のチェック日にしてみましょう。
まずは、チェックリストを見てみよう!
各ご家庭の持ち出し袋や、コンロやティッシュペーパーなどの備蓄品。
一度そろえたまま、置きっ放しになっていませんか?
我が家でも改めてチェックしてみたところ、足りないものが多数ありました。
また、「防災備蓄品」と、「持ち出し袋の中身」の住み分けがうまくできておらず、どちらに何が必要なのか、自分自身がよくわかっていない状態でした。
子どもの成長に合わせ、その都度中身を変えていくことも必要です。
まずは、首相官邸のホームページ内にある、
「災害に対するご家庭での備え〜これだけは準備しておこう!〜」
というページを見ていきます。
下の方に、持ち出しバッグについてのリンクがあります。
●首相官邸による、災害の「備え」チェックリスト
●消防庁による、非常用持ち出し品チェックシート
まずは、これをプリントしてみてください。
そして、各ご家庭に、以前配布された東京都の防災ブック「東京防災」。
この中面は、ホームページでも見ることができますが、そこにある、備蓄に関するページ。
それぞれ見比べながら、チェックしてみました。
すると、共通するものもあれば、違うものもありました。
ショップで売られている持ち出し一式グッズ、といったようなものでも、お店や値段により、中身は違っていますよね。
持ち出し袋は、各家庭に合わせて、考えて作ることが必要だとわかりました。
家庭用の備蓄品をそろえていきます。
家庭用に置いておくもので、食品以外の「モノ」について見ていきましょう。
個数などは、目安を書いてあるリストもあれば、「ご家庭に合わせてそろえましょう」と記載してあるものもあります。
我が家(夫婦+小学生1人)の場合の、これだけあれば安心かな?を考え、そろえました。
●カセットコンロ1台
●カセットボンベ3本×3(9本)
●懐中電灯・部屋ごとに用意
●箱ティッシュ5パック入り×5(25個)
●トイレットペーパー8ロール入り・6ロール入り(28ロール)
●ウエットティッシュ100枚入り×ケース2(200枚分)
●ウォータータンク(空のもの)
●非常用ろうそくランタン
●簡易トイレ(停電の時用)
これらについても、しまいこむと、何がどれぐらいあるか忘れてしまうので、記載しておきました。
持ち出し袋とはカテゴリーが別ですが、大人用ヘルメットと、子供用の防災頭巾も必要ですね。
いずれも、買ったまま袋から出していなかったので、開けて記名しました。
持ち出し袋の中身を考えてみよう。
リストをみながら、それぞれの家庭に合ったものをそろえていきます。
たとえば、ほとんどのリストに、ナイフが入っていますが、いろいろな機能がついた万能ナイフは、わたしの場合は自分で使うのが怖いですし、子どもにも心配だなと思ってしまいます。
それならば、機能がいくつかにわかれたとしても、ハサミ、栓抜き、缶切り、と別々の方が使いやすいですし、缶切りが必要ないと思えばナシでも良いと思うのです。マッチよりも、チャッカマンが安全だと思えば、変更すれば良いと思います。(リストを見て、その通り、厳密にそろえたい方は、それも良いと思います)。
持ち出し用の食品
前回ご紹介したようなかたちで、家庭内用の備蓄食品はそろえてありますが、持ち出し用としては、多くは運べないため、これだけにしました。十分とは言えませんが、水2本でも、かなりの重さですし、きりがないので、避難所などで、食材が配られるまでと考えました。
水と食品。お皿とカトラリー(お箸・スプーン・フォーク)、ラップ。
これらを同じバッグに入れて、中身を記入。
リュック・その1
あくまでも我が家の場合ですが、1つめのリュックには、下記をまとめました。
●レインウェア(大人用2・子ども用1) ●懐中電灯(手持ち・立ておき併用) ●使い捨てカイロ・10個 ●アルミブランケット・3個 ●チャッカマン・ミニ2個 ●軍手・子ども用軍手 ●箱ティッシュ ●ポケットティッシュ ●ウェットティッシュ ●歯ブラシ、歯磨き粉 ●マスク(大人用・子ども用) ●ポリ袋 3サイズ各20枚 ●ビニール袋(中)●保温アルミシート ●携帯用ミニトイレ・救急トイレ ●スリッパ(大人用・子ども用)
これだけで、すでにリュックはいっぱい。
レインコートについては、普段着るものでも良いかなと、備蓄の方には入れていませんでしたが、詰め直す時間はないでしょうから、100円ショップで薄いものを購入。
ビニール袋も、各種サイズ20枚ずつほどを1つのケースにまとめていましたが、いざ開けてみると、どれがどのサイズかわからないという状態。
新たに購入し、「何リットル何枚」と書いてある新品のまま、入れておくことにしました(サイズ数種、半透明なもの、中身が見えないものなど)。
リュック・その2
●携帯ラジオ ●救急用品(絆創膏、包帯、包帯用テープ、消毒液、薬)●ガムテープ ●ナプキン ●タオル(大・小) ●体温計 ●ラテックス手袋 ●はさみ ●洗面用具 ●予備電池 ●携帯充電器 ●携帯予備バッテリー ●ブランケット・毛布 ●衣類・下着・くつ下 ●防犯ブザー ●ホイッスルつきネームプレート ●ヘッドライト ●リンスインドライシャンプー ●紙石鹸
●貴重品(通帳、現金、印鑑など)
●10円玉(電話用)
通帳などは、普段にも使うので、別の場所にまとめ、リュックには入れていません。パッケージをのこしておいた方が良いものはそのままにし。開けておいた方が使う時に楽なものは開封しました(ゴミも出てしまうので)。ハザードマップもリュックのポケット部分に入れました。水濡れを考え、全てをビニールやジップロックの中に。
2つのリュックとも、ぎっしりになりました。様々なものがあり、考えるのも買い揃えるのも、手間がかかります。ですが、一度しっかりそろえれば、安心。その後チェックが必要なのは、子どもの衣類のサイズぐらいかなと思います。あれも、これもと、そろえすぎても、今度は重たくなってしまうので、コンパクトにしていくことも大切。ご家庭に合わせて、自分なりの方法、できる範囲で良いと思いますので、そろえていきましょう。
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