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HOME記事一覧環境政策課インタビュー2023 身近な自然から学ぶこと(中編)

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子ども達が野川・多摩川の生物調査にかかわることができる「生きもの調査隊」、地域の方と一緒に携わる「野川清掃」・「多摩川清掃」、地球温暖化を防ぐために市内小・中学生がとりくむ『緑の募金』など、学校生活に市役所の環境政策課の皆さんと接する機会は多いと感じていました。

 

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また、狛江環境表彰制度の市長賞を、昨年度は狛江第二中学校と緑野小学校。今年度は緑野小学校(給食委員会)「生産者の思いにふれ、残菜を減らす取り組み」を選ぶなど、教育委員会と連携し学校生活に目配りをされていることを感じていました。

今回は職員の方々の最前線の様子をぴーれ読者の皆さまにお伝えすべく、狛江市内の小学生が理科の授業で活用している「こまえ生物多様性ワークブックー身近な自然を見て・触れて・学ぼうー」について、作成を担当された環境政策課の職員さんにインタビューをお願いしました!

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ハリー      
 とても、読みやすいワークブックですね!カラフルで写真やイラストがいっぱい。保護者からも、良い評判をお聞きしますよ(*^_^*)

環境部・Iさん   
 有難うございます!いろいろと市内で活動した経験が、もし少しでもお役に立てていたら嬉しいです。
 私たちの生活は「生物多様性」が保たれていることによって非常に沢山の恩恵を受けています。
 食糧としてはもちろん、薬や衣類や住宅の材料等多岐に渡ります。
 しかし、保護者の方でも、「実は生物多様性の意味を知らなかった!」という方は少なくないのではないでしょうか。
 わかりやすくまとめた副読本でお子さんと一緒に「生物多様性」の意味について知り、恩恵について一緒に考えていただければと思います。

 

ハリー     
 なるほど、製作の背景にはその様な想いをお持ちだったのですね。それでは、多様性ワークブック製作の背景を、お話し頂けますか。

環境部・Iさん
 狛江市では、よりよい自然環境を守り、将来に引き継いでいくための考え方や取組を共有し、実践することを目的として、平成31年度に「狛江市生物多様性地域戦略」を策定しました。
 その戦略では、目標の一つに「市民による生物多様性の「認知度」の向上を30.5%(H30の市民アンケート)から51%以上に引き上げること」を掲げました。

 しかし、戦略策定時に実施した小中学生を対象としたアンケートで、「「生物多様性」という言葉を聞いたことがあるか」について質問したところ、「はじめて聞いた」という回答が最も多く、小学生にいたっては64%に及びました。

 この状況を改善するため、授業の副読本として児童にとってわかりやすいワークブックを作成することになりました。

(つづく)

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