おもちゃが壊れた時の救世主!!
壊れたおもちゃを修理してくれるおもちゃ病院、皆さんご存じですか?
その担い手は研修を受けたおもちゃドクター。皆さんボランティアで活動されてます。ドクターのアイデアと技と知恵、時にはチームワークで壊れたおもちゃを修理してくれます。
専門の方でもプロの方でもなく、現役時代の職業はさまざま。でも、治して子どもの笑顔が見たい!というパッションにより完治率は約95%。
本当に素晴らしい!

△青いエプロンがおもちゃドクターのユニフォーム
完治に対する情熱が素敵すぎる!!
部品がなければ、代用品を倉庫やネットで探したり、時には部品の設計図から作製し、それを3Dプリンターで再現することも!!頭が下がる思いです。

△欠けた白い歯車(左)が3Dプリンタによって再現されています(右)!
治療方法も道具もおもちゃドクターそれぞれオリジナル。治療道具は丁寧にわかりやすく収納されていて作業効率は抜群。治してもらうおもちゃもうれしそう!
そして何よりドクター皆さんが楽しそうに活動されているのがとても印象的!
おもちゃ病院は、子ども達と活動している方々の笑顔であふれています!

△原因を探るべくドクターたちが自然と集まり話し合いスタート

△治療に必要な部品が整理された棚
来院者にインタビューしました
- 初めて治してもらった時、とても感動しそれ以降お世話になっています!
- 上の子が使用していたおもちゃが壊れてしまったけれど、下の子にも使って欲しいから来てみました。
- 近所のおもちゃ病院と日程が合わなかったので調布から来ました。
- 治してもらってから子どもが大事に使っています。
- ママ友に教えてもらったのがきっかけで、それ以降何度も利用させてもらっています。
- 以前イベントでおもちゃ病院のブースを見かけて存在は知っていました。その時壊れたおもちゃがなかったから利用しなかったけれど、この度おもちゃが壊れたので初めて来てみました。
受取に来た方を数名拝見したのですが、皆さん揃って「わーすごーい!ありがとうございました!!」と感動されていて、皆さんのリアクションをみて、わたしも初めて利用させていただいた時の感動を思い出しました。

△「おもちゃドクターのこと、細かな作業が好きな親に教えてあげよう!」とおっしゃっていた方もいました!
おもちゃドクターの想いを伺いました!
狛江おもちゃ病院の日比野さん:
「動けばいい、治せばいいだけじゃない。子どもに寄り添う治療をすることが大事。それと、メーカーの思惑通りに遊ばないのが子ども!その遊び方は否定せず自由に遊ばせて壊れたら治せばいいから、そんな時おもちゃ病院に来てほしい。」

△細かい部品のおもちゃと格闘中の日比野さん
野川おもちゃ病院の大畑さん:
「おもちゃ病院の存在を知って『何壊しているの!!』から『治してもらおうね!』という温かい声掛けに変換していってほしい!」

△来院者を笑顔で迎える大畑さん
お二方の言葉、心に響きました。きっと保護者の皆さんも同じではないでしょうか?
おもちゃ病院の活動は尊い!
有名な映画●●ストーリーでは、主人公や専門家がおもちゃを治すシーンがあります。
そのリアルがまさにおもちゃ病院です。
手軽におもちゃが手に入る時代。その手軽さに何度も助けられたことは事実ですが、それゆえ壊れたら「手放す」という選択肢になりがちです。
壊れても「治す」という選択肢が加わることはSDGsの観点からも重要で「治すことができる」を知ることで物を大事にする心が育まれるといいですね。

△治してもらって、おうちに帰るのを待っているおもちゃ
これを読みながら「そういえば壊れたおもちゃ、家にある!!」と思ったあなた。どこにあるの?おもちゃ病院編で場所や開院日時をチェックしてくださいね!
yata