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HOME子育てあれこれ障がい子どもに障がいがあるかも…不安を感じるママさんパパさんへ
HOME健康あれこれ子どもに障がいがあるかも…不安を感じるママさんパパさんへ

はじめに

ハイハイし始め、行動範囲が広がった子どもの様子がなんだかおかしい…7年前そう気づいてから、私の孤独な戦いが始まりました。
いやな気持ちで行った1歳6ヶ月健診ですぐに心理相談に案内され、療育相談を勧められたものの、電話をかける勇気を出すまで半年かかりました。
勇気が出せなかった理由はひとつではありませんでした。
『相談するのがどんな人か分からなくて怖い』
『狛江では選択肢はそこしかないのか』
『相談してどうなるのか、ゆくえの分からない不安』
当時、ネットで調べても私の求めている答えは出てきませんでした。
振り返ってみると「分からないことだらけ」がより不安を増長させていたと思います。
 

同じような悩みを抱いている方に参考となればと思い、狛江市で受けられる支援制度や相談先について、まとめてみました。

狛江市健康推進課が行う相談

健康推進課は、あいとぴあセンターの正面玄関を入ってすぐのところにあり、乳幼児健診なども行っている課です。
育児相談・ことばの相談・心理相談・発達健診を行っています。

あいとぴあセンター正面玄関の写真 あいとぴあセンター正面の写真

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健康推進課受付の写真
健康推進課受付アップの写真

育児相談

月に1度開催され、保健師・助産師・栄養士・歯科衛生士に相談できます。

育児相談のチラシの写真

ことばの相談(個別相談、要予約)

言語聴覚士(言葉の専門家)に発音や言葉が少ないといった相談ができます。

心理相談(個別相談、要予約)

乳幼児の発達に詳しい心理相談員に相談できます。
1歳6か月と3歳の乳幼児健診時にはあらかじめ設けてあり、必要に応じて利用できます。

発達健診(個別健診、要予約)

発達の専門医による健診が受けられます。

各相談後は…
必要に応じて適切な場に繋げてくれます。
一例ですが、「いるかグループ(2歳)」と「くじらグループ(3歳)」があります。
心理経過観察グループといって、同じような年齢の子と遊んだり、集団の中で経験を重ねることで、発達をうながすことを目的としています。

狛江市社会福祉協議会が行う相談

療育相談(子どもの発達相談)を行っています。
狛江市社会福祉協議会もあいとぴあセンター1階にあり、入って左手に進むと受付窓口が見えてきます

社会福祉協議会受付の写真

療育相談(子どもの発達相談)の流れ

1、電話
療育相談担当で保健師の加藤さん(平成28年7月現在)に、まずは電話で相談内容をゆっくり聞いてもらいながら面談日を決めます。
2、面談
必ず医師(小児科医)・臨床心理士2名・保健師の4名が立ち会います。
おもちゃなど遊び道具のあるお部屋で、子どもと臨床心理士が遊んだりする様子などを見ながらお話を聞いてもらいます。
3、後日
電話にて結果がフィードバックされます。
今後のアドバイスや、必要に応じて療育を受けられる場所や、病院などの専門機関を紹介してくれます。

療育相談のチラシの写真

狛江市育ちの森 と 子育て支援専門員

この記事で紹介しているもの以外にも、様々な制度・事業があります。
現在は、支援の必要な子どもにかかわる支援ネットワークマップ【狛江市 育ちの森】があるおかげで、狛江市内の全容が掴みやすくなっています。
相談先以外にも、保育園や学童クラブなど子育て全般について網羅されていて、とても分かりやすいと思います。
パンフレットは出生の際の手続き時に配布されていますが、子育て支援課でいつでも受け取れます(最新版は平成28年3月 第7版)

また、平成28年4月から子育て支援課企画支援係で【子育て支援専門員】というスタッフを配置しています。
子育て支援専門員は、障がいに関する専門スタッフではありませんが、子育て支援全般について広く対応しており、
保護者の希望やお子さんの様子などを伺いながら、ニーズに合わせた地域情報の提供・相談・助言を行っています。
相談内容が複数あったり、漠然とし過ぎていてどこに話せばいいのか分からない、そんなときに頼りになる存在だと思います。
相談は事前予約制ですが、予約者がいない場合は随時その場で相談できるそうです。

さいごに

「だれに聞けばいいか分からない…そんなときは保健師あてにお電話ください。直に来てもらっても構わないです。いつでもお話を聞きます。」
今回お話を聞いた健康推進課の保健師さんの言葉です。

「療育相談は1回きりで終わる場ではありません。いつでも何回でも相談してください。」
社会福祉協議会の加藤さんの言葉です。

子どもに障がいがあるかも…その不安はだれにでも話せるものではないと思います。
相談して「障がいです」と断言されたら…そう思うとやっぱり怖くて動けません。
その感情は今でも生々しく思い出せます。
でも、ひとりでその感情と戦わなくてもよかったんだと今は思えます。
相談をすれば不安に寄り添ってくれる人がいます。
断言されてもどうしていったらよいのか一緒に考え探してくれる人がいます。
自分の経験からしか言えませんが、私はあのとき思い切って電話してよかったと心の底から感じています。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いと思います。
by はらり

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