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HOME作ってみましたおやつ・ごはん狛江の離乳食、幼児食教室☆ママ達の離乳食にまつわる悩みを一挙解決!

赤ちゃんが生まれてから親も初体験することがいっぱいありますね!

授乳の次に『離乳食』のことであれこれ悩む方も多いことでしょう。

狛江市では
『離乳食』や『幼児食』など
乳幼児の食育について学ぶ機会はあるのでしょうか?

調べてみました。

狛江市の乳幼児向け食育講座

<0歳児対象>
離乳食講座

・離乳食教室Step1…5~6か月児の離乳食の講話と試食
・離乳食教室Step2…7~8か月児の離乳食の講話と試食
・離乳食教室Step3…9~11か月児の離乳食の講話と試食
(すべて試食は大人のみ)

対象、内容、場所、申し込み方法など詳細はこちら→離乳食教室 Step1・Step2・Step3

また、岩戸児童センターと和泉児童館でも、離乳食教室と幼児食教室が開催されています。

<1歳児対象> 
・離乳食教室
~後期・完了期~

後期から完了期の離乳食の進め方について
狛江栄養士会による講話と、試食(大人のみ)

対象
1歳~1歳半までのお子さんの保護者
(保育はありません)

参加費 無料

※岩戸児童センターでは先着20名
10月14日(金)
平成29年2月20日(月)
10時30分~11時30分

申し込み方法は電話(03-3489-5414)
または岩戸児童センター窓口

※和泉児童館では先着25名
5月12日(木)
12月1日(木)
10時30分~11時30分

申し込み方法は電話(03-3480-1441)
または和泉児童館窓口


<1歳半〜3歳>
・幼児食教室
幼児期の食生活の特徴の話
親子で試食タイム

対象
1歳半〜3歳までの幼児親子(保育あり。申し込み時に必ず申し出て下さい)

参加費 無料

※岩戸児童センター
平成28年 5月23日
10時30分〜11時30分
定員15名
申し込み方法は電話(03-3489-5414)
または岩戸児童センター窓口

※和泉児童館
平成28年10月13日
10時30分〜11時30分
定員15名
申し込み方法は電話(03-3480-1441)
または和泉児童館窓口

離乳食教室に参加してみました

今回、離乳食教室Step3に参加してみました。

離乳食教室Step3の案内写真

あいとぴあセンター4階の「講座室」で行なわれました。
受付の近くには、オムツ替えや授乳のできるお部屋も準備されてました。

受付の写真

今回は36名の保護者が参加(ママもパパも参加できます。)

離乳食教室の様子

赤ちゃんをベビーカーに乗せたままの方や
抱っこ紐であやしてる方や
膝上で抱っこしてる方達がいました。

赤ちゃんの膝上で抱っこしている様子

狛江栄養士会の管理栄養士の
金子育子先生が講話してくださいました。

金子育子先生が講話の様子

離乳食教室Step3
9~11か月ごろの離乳食の目標のなかでも

「食事のリズムを大切に、1日3回食にすすめていきます。」

「家族と一緒に食事をとる楽しさを体験しましょう」
と話されていたのが印象的でした。

離乳食を食べさせるのは
どうしても手間がかかるので
赤ちゃんだけ先に食べさせる場合も多いかと思いますが
家族で一緒に食べる楽しみの体験も、
このころから徐々にはぐくむものなのですね。

また
「食事の基本
○主食
○主菜
○副菜
の揃ったお食事にしましょう」

ということを聞いて
あらためて、離乳食は
食育の第一歩なのだなあと感じました。

試食の様子

試食タイムもありました。
大人だけの試食になりますが
試食があることで
食材のやわらかさや味の濃さなどもわかりました。

資料には、量のめやすやメニューの紹介もあり、とても参考になると思いました。


講座の間に、泣いちゃう赤ちゃんもいましたが
みなさん同じような月齢の保護者の方々だったので
お互い様のような雰囲気もあり、
赤ちゃんをあやしている姿もほほえましい感じでした。

みなさん最後まで受講されていました。

最後は質疑応答もあり、講座が終わってから個別に相談している方も多かったです。

講座の様子

参加したママ達の感想

各講座に参加したママ達の感想を集めてみました。

○講義だけでなく、試食があるところがよいです。
実際に見て食べてみると、この位の固さなんだとか、この位の量で十分なんだと分かります。
百聞は一見にしかずですね!

○赤ちゃんの食べやすい味つけや柔らかさ、自分なりに離乳食を作っていて不安だったので、離乳食教室で、お手本が出てきたのがよかったです。
手づかみ食べしやすいものなど参考になりました。

○周りで離乳食を食べさせている姿を見たことが無かったので、講座で現物を見られたのは良かったです。
味も、こんなにしっかりつけていいのか!と安心しました。

○講座は、写真や文章より圧倒的に参考になりました。
さらに教えてくださるレシピが実用性の高いものが多く、本当に取り入れられそうなものであったことから、参加したことへの満足感がありました。
真似出来ないようなレシピを教えられていたら家に帰って落ち込んだと思いますが、「これなら私にも出来る!」という内容だったことでやる気が出ました。

○取り分け離乳食教室は、保育が付いているので、安心して(いつ泣きわめく我が子が連れられてくるのかおびえながら…)調理ができます。
参加したママたちとの交流、情報交換の場にもなります。
後期になると大人の食事から取り分けることが多くなるので、とても役立ちました。(どのタイミングで子供の分を取り出すとか、調理の工夫なども分かります。)

○取り分け離乳食は保育付きでみんなでワイワイやって、調理実習みたいで楽しくてリフレッシュにも良かったです!

○(児童センター、児童館の)幼児食の講座のレシピはとっても参考になりました。
また保育があるのでとても息抜きできました。

○どの教室でも離乳食を進めていて困っていることや分からないことを栄養士さんにいろいろ相談できるので、参加して本当に良かったです。

離乳食にまつわる悩み

実際に離乳食をすすめるにあたって
困っていることや悩んでいること

ママ達のリアルな「生の声」を
狛江市 福祉保健部 健康推進課の
管理栄養士さんに聞いてもらいました。

Q.離乳食を食べなかったり、食べ過ぎたりする時
どのくらいが適切なのでしょうか?

A.離乳食の量に関しては、母乳やミルクの量・回数によっても違うので、
離乳食の量よりは、食品の種類を増やすことを心がけ、お子さんが「食事って楽しい!」と思えるような働きかけができるといいですね。
母子手帳にある「身体発育曲線」にお子さんの身長と体重をプロットしてお子さんの発育を見るのもおすすめです。
食べる量に関しては、たまに計量するのはよいですが、毎日量る必要はありません。(量ることが苦にならない方、好きな方は、量ってください。)
因みに、目安としては、プチトマト1個やお刺身の切り身1切れは10~15gです。

<食べない時期>
食べなくても、離乳食をあげるようにし、
「この時間は、母乳やミルク以外のものを食べる時間」ということを教えてあげましょう。
遊び食べや食事自体を嫌がってきたら、量を食べていなくてもOKです
(食事回数の目安は、5~6カ月は1回、7~8カ月は2回、9~11カ月は3回)。

また、食べないからといって、保護者の方が自分の料理の腕前や食べさせ方に対して落ち込む必要はありません。
保育園に通っているお子さんでも食の細いお子さんはいますし、兄弟でも違います。
お子さんの個性であったり、卒乳や断乳することで食べるようになるお子さんも多く、
時が解決してくれる場合もあります。
保護者の方が、「この子は食べない」と言ったり決めつけたりしないで、
「いつかは食べてくれるといいな。いや、食べてくれる!」と思うことがよい結果を招いてくれると思います。

<食べ過ぎる時>
丸飲みや切り方が小さいこともあるので、お子さんの様子を見ながら、
軟らかく煮たものを大きめに切るとよい場合もあります。
また、保護者の方が実際にモグモグしている様子を大げさに見せたり、声掛けするのもおすすめです。

おかゆ、いも類、野菜などは目安より多くても大丈夫ですが、
たんぱく質の多いもの、油脂類は、目安量くらいを目安にしてあげ過ぎには注意してください。


Q.離乳食を食べなくて困ります。一体どうしたら?

A.母乳やミルクが大好きなお子さんの場合、離乳食が進まないこともあります。
卒乳や断乳するまで食べないお子さんもいますが、お食事の時間は作り、少しずつ慣れることから始めましょう。
形態を変えたり(ドロドロより粒がある方を好む場合もあり)、
同じ月齢のお子さんと一緒に食べる機会を作ったり、できる範囲で工夫してみてください。

また、離乳食を食べる前に、保護者の方に遊んでほしい場合もあるので、
遊んであげるのもよいかもしれません。


Q.コップや食具の使い始め、教え方を教えてください。

A.保護者の方のスプーンを持ちたがったら、持たせてあげ、スプーンに慣れさせるといいでしょう。
大人と同じスプーンをほしがることもあるので、同じものが2本あるとよいです。

一般的に、手づかみ食べをたくさんするとスプーンなどの食具が上手に持てるようになると言われています。
そのため、お子さんが手で食べたがったら、ビニールシートや新聞を敷いて汚れても大丈夫な状態にして、たくさん手づかみ食べをさせてあげてください。
手が汚れるのを嫌がるお子さんもいます。
この場合、無理強いする必要はありません。
いつかは、自分で食べられるようになります。

コップに関しては、最初のうちのコップはおちょこのようなものを選び、
ほんの少しの水を入れて、練習していきましょう。
傾け具合が難しいときは、ガラスのコップを使うと
中身が見えるので調節しやすいです。

母乳を飲んだり、ほ乳瓶を使ったりというのは、練習をしなくてもできますが、ストローやコップは練習が必要です。
大人が実際に見せてあげたり、できなくても叱らないことが大切です。

Q.遊び食べや偏食についてどうしたらいいですか。

A.大人には遊びと思えても、お子さんにとっては、学びの場かもしれません。
「触るとつぶれるな。お口に入れるとどんどん入っていくな。ぐちゃぐちゃにすると、ママの反応が面白いな」なんて思っているかも?
遊び食べになったら、「食べないのかな。もうおしまいね。ごちそうさま」
と終わらせましょう。
食べてほしい分量を食べていなくてもOKです。

偏食については、なぜその食材が嫌なのか(味、におい、色、見た目、形態、パサパサしている等)を探ることから始めると解決することもあります。
年齢とともに食べられる場合もあるので、お子さんが食べなくても大人は食べ、いつでも食べられる機会を作りましょう。


Q.ベビーフードの使用について
自分の親と意見が衝突してしまいます。
手作りできない自分はダメなのかと思ってしまいます。

A.ベビーフードは、形態や味付けの参考になったり、外出時や保護者の方が忙しい時には
たいへん便利なものです。
食事を作る時間が浮いた分、いっぱい遊んであげられるかもしれません。
手作りにこだわりすぎて、保護者の方のストレスになることも問題ですが、
ベビーフードに頼りすぎると金銭面でも負担になってくるかと思います。
ベビーフードに他の食材をプラスしたり、ヨーグルトで和えたり、アレンジするのもおすすめですよ。
子育て中は、いろいろな人に甘えることも大切だと思います。
親・兄弟・親戚などお料理上手な方がいるなら、薄味の煮物を作ってもらったり、野菜類をゆでてもらい、
それを離乳食にアレンジすると少しは負担が軽くなるのではないでしょうか。


Q.離乳食のレシピをなかなか増やせません。アレンジのアイデアはありますか?

A.食物アレルギーや月齢のこともありますが、食べられる食品の種類を増やしていくことがポイントです。
また、根菜類などを煮る場合、昆布、かつお、煮干しといろいろだしを変えるだけでもバリエーションが増えます。
ミルク味(育児用ミルクや牛乳)にしたり、すりごま・青のり・粉チーズといった風味を使ったり、
ヨーグルトで和えたり、味付けを塩、しょうゆ、みそ、ケチャップ、マヨネーズなどに変えたりするのもよいのではないでしょうか。

【参考】
こまえ子育てねっと
『こまえパクパクぴーれ』には
離乳食のレシピがたくさんあります。
離乳食前期、中期、後期、完了期、幼児食にわかれているので、すぐ使えます。
http://kosodate-recipe.net/komae/

離乳食 便利グッズ

楽しく家族で食事の時間を楽しみたいですね。

ぴーれメンバーに
離乳食をすすめるにあたって
「これは使えた!」というグッズを紹介してもらいました。


○離乳食作りのセットです。すりつぶしたり、こしたり、助かりました

○ハンドブレンダーです。
初期~中期のどろどろ状にする時はほとんどこれを駆使していました。

○おかゆクッカーが便利でした。

○パスタやうどんなどをカットするハサミや食事用ハサミ。
大きめの野菜や肉をチョキチョキしてあっという間に赤ちゃんの口に入るサイズにできました。

○100均のエプロンは洗ってあっという間に乾くので、安い割に重宝します。

○蓋つき製氷器。だしや野菜スープ、ペーストを凍らせていました。

○柄の部分が曲がったスプーンです。
柄が曲がっているので赤ちゃんに持たせてもスプーンが喉の奥に入ってしまう心配がないので、わりと赤ちゃんの時期からスプーンを持たせて食事をさせることが出来ました。
食べさせてもらうだけよりも、自分でスプーンを持って食卓に向かうことで、子供自身の食事への意欲も刺激されますし、その後のスプーンの練習にもなって、これは買って良かったと思っています。

○食材では高野豆腐が便利です。
小さい時にはカットしたものを、最近は普通のサイズを出汁で煮てあげます。
栄養価もあるし、食べやすいし、重宝します。

取材を通じて

今回、健康推進課の管理栄養士 植木さおりさんに
「離乳食で困ったこと」について丁寧なご回答とともに
メッセージもいただきました。


すべてのご相談に言えることだと思いますが、大人にできることは限られており、
お子さんの様子を見ながら、そのご家庭でその時にできる最善だと思われることを無理のない程度で行うことがベストだと思います。

「食べない」「食べ過ぎる」「離乳食を嫌がる」「量や形態がわからない」「吐き出す」「遊び食べ」「野菜を食べない」などいろいろな悩みがありますが、お子さんも日々成長しています。

苦手なものがあるということも、「味や形態についてわかっている!」という証拠なので、
保護者の方もいろいろな作戦を立て、苦手なものにチャレンジできるとよいですね。

また、お子さんが苦手なものでも保護者など周りの大人がおいしそうに食べていると、
「おいしいのかな?私も食べてみようかな?」と思い、いつかは食べてくれると言われています。

お子さんが食べなくても少量を食卓に登場させ、慣れることから始めてみてください。
いつかきっと食べてくれますよ。

食べなくて苦労したことも時が経てばきっとよい思い出になります。
保護者の方が悩み、やれることをやった後は、時が来るのを待つのみです。
きっとモリモリ食べるようになるはずです。


狛江市では、離乳食教室Step1・Step2・Step3、取り分け離乳食教室、育児相談といった事業を行っています。
また、離乳食などの食事に関するご相談は、電話や実際にお会いしてのご相談もできますので、
お気軽に健康推進課 管理栄養士(電話03-3488-1181)までご連絡ください。

相談できるところがあるのは、心強いです!

今回の取材を通して

「離乳食」は「食育」なのだなあと思いました。
「離乳食」だけが「食育」なわけではないとも感じました。

はじめての体験だらけの育児、しっかりきっちりと取り組みたいという気合いも入ることでしょう。
栄養のバランスも、食事の摂取量も気になる、食べ方も気になる、体重の増え方も気になる…といっぱいいっぱいになってしまうこともありそう…

でも、目標さえしっかりしていればきっと大丈夫!

『1日3回の食事のリズム』と
『食事のバランス(主食、主菜、副菜)』

そして、
家族と一緒に食事をとる楽しさも。

離乳食、幼児食の時期を過ぎても
この基本を身につけていくことが
食生活の目標なんだとあらためて感じました。

取材にご協力いただいた皆様ありがとうございました。

(by たんちゃん。いとぅ ばななママ tam-03 noowoo うさこ ティッチ)

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