1月15日は「どんど焼」へ行こう！
多摩川の河原で、毎年小正月（こしょうがつ＝1月15日）に行われている「どんど焼」、ご存知ですか？
これは正月の松飾りやお札、だるまなどを家々から持ち寄り、小屋（どんど）に積み上げて燃やすという、日本全国に伝わる火祭りのひとつです。
私たち一般市民にとっては、お役目を終えたお飾りをお家から持ち寄って、伊豆美神社の宮司さまによるおはらいの後燃やしてもらい、甘酒やお汁粉をいただくことができるありがたい、楽しいお祭りです。
この「どんど焼」、昭和61年からは狛江で活動するボーイスカウト団体が主催しています。
1月の当日に向けて、団体の準備は11月から始まっています。
まずはポスター作りです。
ビーバースカウト、カブスカウトと呼ばれる小学校低学年のメンバーが、それぞれ広報ポスターを作ります。
12月になると、カヤ刈りです。
多摩川の河川敷に伸びたカヤを刈って、束ねて縄で縛り、乾燥させるためにまとめておくのは小学校高学年からのボーイスカウトと呼ばれるメンバー以上の人達です。
量もすごいですし、大変な力仕事です。
そしてどんど焼前日は、いよいよ小屋（どんど）作りです。
竹で土台を組み立て、干しておいたカヤをかぶせていきます。
どんどの中で昔は子どもがお餅を焼いて食べたり、夜は大人が鍋を囲み酒を酌み交しながら、朝が来るまで作った小屋を守ったそうですが、今ではボーイスカウトクラスの子が、大人の指導者とともに見張りをしながら夜を明かすそうです。
寒い中、灯りのない河原で夜を過ごす経験は、子どもたちには大冒険ですよね。
さて、毎年「どんど焼」には1000人以上が集まり、立ち昇る大きな火と煙を囲んで小正月気分を味わうそうです。
一般家庭や住宅街の神社では、焚き火はなかなか見られなくなりました。
今年の新春は、多摩川河川敷の「どんど焼き」でダイナミックな伝承行事を楽しんでみてはいかがですか？
どんど焼
日時平成24年1月15日（日） 午前10時 点火
場所多摩川緑地公園グラウンド 脇
ボーイスカウトって、なんですか？
駅などで募金活動をしているあのかっこいい制服姿が印象深いボーイスカウト達ですが、どこでなんの活動をしているのか、なかなか馴染みがありません。
そこで、狛江市ボーイスカウト連絡協議会・会長、服部さんにお話をうかがいました。
ボーイスカウトの主な活動はなんですか？
パンフレットやホームページに詳しく書かれていますが、『健全な青少年育成をめざした世界的な社会教育運動です。』。狛江で活動する各団では、おもに月2回ほど日曜日に集まって、野外活動をしています。
今回の「どんど焼」のような活動から、冬はクリスマス会や餅つき、スキー合宿、夏はキャンプや釣りなどもします。子どもにとっては外遊び中心です。
ハイソ、インターナショナルといったイメージがありますが。
スカウト活動は、イギリスから発祥して世界中で約2,800万人が参加しています。4年に1度開かれる「世界ジャンボリー」は、世界中からスカウトが集まるので国際的と言えると思います。最近では静岡県の朝霧高原で「日本ジャンボリー」が開催され、皇太子様もいらっしゃいました。
「それはすごい！？それに、ボーイスカウト出身の政治家や著名人はたくさんいますね。」
かつては入団希望者が殺到して、お断りしていたほどだったんですが、最近はサッカーや塾など、子どもたちも色々な習い事で忙しいみたいで、スカウトに入る子どもも減っています。
もっと認知度をあげようと、市役所前の広場などでも活動していますので、注目してみてください。
費用は？
できる限り少ない費用負担で活動しています。子どもの制服はおさがりもあるかもしれないので、相談に乗れると思いますよ。
狛江市のボーイスカウトは？
狛江の地域には、第1団、第3団、第5団の3団体が活動しています。
狛江に女子のガールスカウトは今はないので、女子も歓迎です。
インタビューを終えて
スポーツやお稽古のような具体像が持ちづらい「ボーイスカウト」ですが、お話を聞いていて、子どもから大人まで色んな年代のメンバーと交流できるので、学校や家庭とは違った社会性も身に付きそうだと思いました。
また、キャンプや釣り、ハイキングなど、アウトドア活動がとても多いので、自然と触れあって成長できるのが魅力的です。
制服・コスチューム好きの私には、あの制服はやっぱり素敵ですよね（笑）
お問合せや見学はこちら。
ボーイスカウト狛江第1団
団委員長 村田陽一郎
電話 090-3590-2568
HP http://bs-komae1.blogspot.com/
ボーイスカウト狛江第3団
団委員長 服部英広
電話 080-3508-2297
ボーイスカウト狛江第5団
団委員長 稲葉穂積
電話 090-1259-7265
by ママヒナ
