幼児リトミック『バンビーノ』の体験に行ってきました。
通常は上和泉地域センターで行われている『バンビーノ』ですが、改装中のため、今回訪れたのは狛江駅そばのノタリーノ・ホール。

1歳～未就園児を対象に、ピアノの先生が開催するリトミックです。
レッスンの内容は、音楽に合わせて身体を動かすだけでなく、ピアノの先生ならではの工夫が沢山盛り込まれています。
また実際に楽器に触れる機会や、クレヨンやのりを使うような工作の時間も組み込まれている内容になっています。
 

この日は11組くらいの親子が参加していました。
みんなが集まり始めたら、さっそくレッスンスタート！

先生とみんなで歌を歌いながら、身体を動かします。
飛び入り参加のわが子も、みんなの楽しそうな様子に自然と体が動いていました。

先生がお人形と一緒にみんなの名前を順番に呼びながら回ってきてくれます。
みんな、先生の力強い声に負けないくらい大きな声で「はーい！」と元気よくお返事していました。

床に貼られたカラフルなテープの上に、音符の書かれた色紙が同じ色のテープ上に並べられました。
何が始まるのかと様子を見ていると、みんなが先生のピアノを聞きながら行進を始めました。
「ド、ド、ド、ド、ド・・・」と聞いて、音別に色分けされた『ド』のカードを拾いに行きます。
次は「ド、ド、ド、ド・・・レ」と聞いて『レ』のカードを。そして高い「ド」の音まで順にカードを拾います。
慣れた子供たちは、先生の音を聞きながら次の音をイメージして声に出し、カードを我先にと拾っていました。
わが子は、みんなの真似してカードを集められたことに満足していましたが。(笑）

今度は「ドとレ」「レとミ」の音符が書かれた紙が床に広げられました。
先生に「ドとレの紙を見つけてね～」と言われて、みんなはその紙を拾って先生のところに順に並び始めました。
なんと、一人ひとり順番にピアノを弾かせてもらえるのです。子どもたちは「ド」と「レ」を繰り返し弾かせてもらって、大満足！
「レとミ」の紙も同様に行われていました。

すずやタンバリンを持って、歌を歌いながら踊ったり、絵の名前に合わせてタンバリンを鳴らしたり。
1歳くらいの小さな子たちも、楽しそうにタンバリンを鳴らしていました。

先生のピアノを聞きながら、みんなで飛行機になりました。
ピアノの音が高くなると飛行機が空高く飛んでいるように、低い音になると着陸するよ～、と。
そして次に、明るいリズムを聞いて楽しく手をたたき、暗いリズムを聞いて悲しむ真似をしました。
子どもたちがまるで名俳優のようになり切っていた姿が微笑ましかったです。

レッスンの後半には、クレヨンやのりを使った工作がありました。
今回は翌月のカレンダー作りです。先生に用意していただいた紙や切り抜かれた模様をのりでペタペタ貼って、クレヨンで自由にお絵かきの時間です。

レッスンに参加する前は、ピアノに合わせて体を動かすようなものをイメージしていたのですが、「ドレミ」の音を楽しみながら意識したり、音の高低や明暗を体を使って表現するような内容が盛り込まれていて驚きました。
大人にとっては当たり前の音楽でも、子どもはこんな風に遊びながら感じることで、少しずつ音楽や音に興味を持ち、学ぶことができるんですね。

また、初めてでも自然とみんなに交じって楽しむことができたのは、先生の明るく気さくな雰囲気のおかげだと思いました。上の子が通っていたので下の子も通わせているという方がいたり、バンビーノを卒業した子が先生のピアノ教室に通っていたり、、、先生の人柄が感じ取れますね。

入会は人数が多くなりすぎない限り、随時受け付けだそうです。まだ人数に余裕があるみたいなので、興味のある方は先生に直接連絡してみてください。