こんにちは!0歳児(男の子)の子育てに奮闘する、おハチさんです。
今回の記事では、知るだけで赤ちゃんとの向き合い方が変わる
「赤ちゃん研究」についてご紹介します。
赤ちゃんのこころを知る「赤ちゃん研究」
「赤ちゃんって、どこまでわかっているのかな(あるいは、まだわかってないのかな)」
「どうやって理解を深めていくのかな」「なぜ、そんなことをするのか…」
皆さん、一度はこんな疑問を持ったことがあるのではないでしょうか。
話すことのできない赤ちゃんに、この世界がどのように見えているかを直接聞くことはできませんが、
赤ちゃん研究では、認知科学のアプローチを使って、その実態を明らかにしようとしています。
赤ちゃんについての「へぇ!」
赤ちゃんについて明らかになっていることは、ここ20~30年で大きく増えたそうです。
ひと昔前まで、赤ちゃんは無力な存在と思われていましたが、実際はそのようなことはないそうです。
赤ちゃん研究の結果の中で、私が「へぇ!そうなんだ!面白いな!」と思ったことをいくつかご紹介します。
●生後6か月頃から、“親切な行動(利他的行動)”に対して敏感に反応する
(息子の見本となれるように、親切な行動を心がけたいものですね(汗))。
●鏡に映る姿が、自分であることを認識するのは生後1歳半くらいから
(7か月の息子はいつも鏡を見ながらニコニコ笑っています。
てっきり自分が大好きなのだと思っていましたが、違うのですね(笑))
●嘘をつく子は、相手が知らない内容で、事実と異なることを、
相手に信じさせようとして話す必要があるので、実は高い能力を駆使している
(息子に初めて嘘をつかれた時は、「嘘ついちゃダメでしょ!イラっ!」ではなく
「わー!成長したね!」となりそうです(笑))。
※関心を持たれた方は、参考書籍をご覧ください!
狛江からアクセスしやすい「赤ちゃんラボ」
こうした赤ちゃんを対象とする研究は「赤ちゃんラボ」で行われており、
実は、どの赤ちゃんでも参加できます。
狛江からは、玉川大学(小田急:玉川学園前駅)や東京大学(小田急:下北沢駅)がアクセスしやすいでしょう。
私は、先日、息子と共に玉川大学へ行ってきました。
その際は、赤ちゃんがモノの名前や人の呼び方をどの程度理解しているかを調べるもので、
簡単なアンケートに回答したのち、息子と一緒に静止画を見ました。
息子の場合、「お手て」と自分の手が一致していないようでしたが、
「ママ」は理解しているようで、少し安心しました(笑)。
調査の終了後は、オリジナルグッズと交通費をいただき帰路につきました。
赤ちゃんのことを知って、育児をより楽しく!
赤ちゃん研究は「より早く発達が進む方法」や「頭が良くなる方法」を提示するものではありませんが、
知っているだけで、赤ちゃんに対する見方が変わり、育児が楽しくなります。
赤ちゃん研究に興味を持った方がいらっしゃれば、ぜひ研究に参加してみてはいかがでしょうか。
参考
●赤ちゃん研究に関する書籍
開一夫『赤ちゃんの不思議』岩波新書、2011年
玉川大学赤ちゃんラボ『なるほど!赤ちゃん学:ここまでわかった赤ちゃんの不思議』 新潮文庫、2014年
外山紀子、中島伸子『乳幼児は世界をどう理解しているのか ヒトの認知能力とこころの発達の謎』ポプラ新書、2023年
●狛江からアクセスしやすい「赤ちゃんラボ」
玉川大学(小田急:玉川学園前駅)
https://www.tamagawa.ac.jp/brain/baby/
東京大学(小田急:下北沢駅)
https://ardbeg.c.u-tokyo.ac.jp/ja/babywelcome/