狛江には、たくさんの子ども食堂があるのはご存知ですか。
子ども食堂は、主に地域の団体やNPO等が主体となり子どもやその保護者に対して、
無料または安価で食事を提供する取組みで、
子どもの孤食を減らし、子どもが安心できる地域の居場所づくりと、
保護者への子育て支援を目的として実施されているものです。
狛江にある子ども食堂さんを1軒ずつご紹介する企画、第3弾は、月末食堂です。
月末食堂
月末食堂は、2016年から、
「誰にも調理された食べ物を食べる権利がある」をモットーに、「だれでも食堂事業」をスタートし、
現在は、ひとり親の子育て世帯、困窮世帯、特別支援世帯の方を対象とした食堂事業が実施されています。
また、夏休みには、公民館で、「夏の駄菓子屋」という、
駄菓子屋さん+スティックカレーパンとジャーマンポテトをご提供するイベントが開催されるなど、精力的に活動されています。
今回は、毎月実施されている月末食堂についてご紹介します。
月末食堂は、食堂という名前ではありますが、原則第3木曜日の17:00〜19:00の間にテイクアウト形式で提供されています。(予約制)
毎月45〜50名の方が利用されているそうです。
月末食堂の日には、持ち帰り弁当のほかにも、
フードバンク狛江提供の飲み物・
地域の方からの寄付で文房具をいただき、それを提供いただけることもあるそうですよ。
この日の支給品は、トイレットペーパー、ジュース、食料品、ノート、新品の衣類など、とても充実のラインナップでした。
また、店先で衣料品や食器類などの販売もされていました。
売上は、食堂事業やスペースの維持費にあてられているそうです。
早速いただきます!
取材に伺った日は、梅酢とジャコと枝豆のおこわ、鶏の唐揚げ、野菜の和風煮物のお弁当でした。
記者の時間の都合上、お客様が取りに来られる時間帯ではなく、準備の時間帯に訪問させていただいたので、
利用者の方のお声を聞くことができなかったのですが、
せっかくお伺いしたので、私も、枝豆の皮剥きをお手伝いさせていただきました。
大量の食材にびっくり。夢中で皮を剥きました(笑)
心を込めて調理されているスタッフの皆さま。
味見をしながら、お子さんにはこのくらいの味が良いよね、大人の方には物足りないかな?と試行錯誤されていました。
実は、このおこわに使われている梅酢の梅は、月末食堂をされている場所「スペース102」の
大家さんのお庭で採れた梅だそうです。
その梅で梅干しをつけた際にできた梅酢を、メニューに取り入れてみたとのことでした!
大家さんの梅は、梅ジャムになったりもするそうです。そちらも気になりますね!!
地域密着の月末食堂さんならではの素敵なお話をお伺いして、あたたかい気持ちになりました。
取材後、自宅で私もいただきましたが、おこわは、程よい酸味と枝豆の風味、もちもちの食感で、とても美味しかったです。
煮物も唐揚げもしっかり味がついていて、大満足でした。
我が子にわけてあげようと思っていたのに、味見のつもりが、あっという間に完食。
おこわが苦手な方のために、白飯も用意されていました。
主催者の想い
責任者の市原さんにお話を伺いましたが、
店先でフリマをして資金調達をしたり、様々な方から寄付をいただいたり、自治体から補助金をいただいたりと、
必要な方に必要な物資や食料をお届けするために、いろんな工夫をされていて、とても素敵だなと思いました!
誰でも歓迎、という子ども食堂ではありませんが、対象者の方がいらっしゃいましたらぜひ足を運んでみてくださいね。
【月末食堂詳細】
場所:スペース102(東和泉1−32−3−102)
開催:第3木曜日 17時〜19時(要予約)
※新規利用希望の方は、月末食堂利用希望の旨を、責任者の市原さん宛にショートメールにてご連絡ください。
連絡先:090−1803−8319
参加費:子ども無料、おとなカンパ300円
交通:狛江駅南口 きらぼし銀行の角を曲がり100m
オムツ替えスペース:なし
子ども用トイレ:なし