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全国で2番目に小さな市狛江の歴史・文化・行事のことをギュッと詰め込んだ「狛江郷土カルタ」というアイテムがあることは前回記事にしました(記事はこちら)。このカルタ、市民はもちろん狛江を知っている人ならハマってしまうこと間違いないですし、詳しくない人でも遊べば狛江博士になれるアイテムなんです。さらに普通のカルタ遊び以外にもいろいろな楽しみ方があるんです!

そこで今回は、カルタを使った『遊び』というテーマでわたしの体験談と共に、楽しく遊べるだろう対象年齢情報も一緒にお伝えしたいと思います。

シンプルにカルタ遊び  対象年齢 3歳~

まずは絵札を自由に広げて1枚でも多く取った人が勝ち、というカルタ遊びをしてみませんか?

遊ぶ毎にお気に入りの絵札が増えていき、その絵札を自分が取りやすい位置や向きに置く子どもたち。開始前から札取り合戦は始まっています。子ども2人とわたしの3人で遊ぶ時、わたしは読み手と取り手の二刀流で参加します。句を読んでいる間に子どもたちが絵札を探せるのでいい塩梅で戦えます。

我が家は兄弟の年齢差があるので、下の子が飽きずに楽しく参加できるルールをその都度作りながら遊びました。例えば、先に下の子へ読み句をみせてあげて探す時間を長くしたり、読む前に始めの一文字だけ読みあげたりと、年齢差関係なく一緒に遊べるよう工夫をしていました。きっと各家庭オリジナルルールがたくさん誕生すると思います。一緒にやるメンバーが楽しめるルールが見つかるといいですね。

おなまえカルタ  対象年齢 ひらがなに興味を持ち始めた月齢から5歳

こどもの集中力が続かない!なんてこともありますよね。そんな時は、お子さまや家族のなまえの文字数分だけでカルタ遊びをするのはいかかですか?

一旦読み句は置いておき、おなまえ分だけ絵札を並べ、「こ」とか「た」とひらがなだけ読み上げて遊びます。札を探す・取るというカルタ遊びの面白さを感じてくれたらいいですね。

こまえたろうの札 リサイズ1

▲例えば[こまえたろう]くんならこの6枚。小さなお子さまでもこの枚数なら集中して遊べそう。

他にも、たくさんの絵札の中からおなまえのひらがなを探す遊びも楽しいかもしれません。お子さまの興味やレベルに合わせてどんどん遊びを見つけてください。

どんな遊びにしろ、慣れてきたら読み句を読んで遊んでください。

狛江郷土カルタを遊んで感じることは「句を覚える必要はない」ということです。身近な題材が多いからでしょうか、子ども達はすぐに句を覚えてしまいます。子どもって本当に天才です!遊び始めた当時3歳だった娘も「らんかんが みずのきおくを つたえてる」や「しみんまつり みんなのえがおに はながさく」など意味を理解していなくても、ふとした瞬間にたどたどしく口ずさんでいました。その姿はかわいらしく、動画で撮影しなかったことを後悔しているくらいです。

オフィシャルルールでカルタ大会 対象年齢 5歳~

狛江郷土カルタの取材で初めて存在を知ったオフィシャルルール(ルールの詳細はこちら)。このルールで遊ばないわけにはいきません!対象年齢5歳~の理由は、しっかりと作りこまれたルールを理解する必要があるからです。ルールを理解した方が一緒なら5歳以下のお子さまも難しくないのでご安心を。

オフィシャルルールは大会仕様なため、進行・読み手・審判員と係が3役に分かれています。家族でやるときは人手不足になるので、読み手が進行係と審判員を兼業することで対応しました。

1回戦は10歳息子 vs 5歳娘、2回戦は5歳娘 vs 夫という対戦を行いました。各競技者に裏返した絵札を混ぜてもらい、それを半分に分けてから向かい合った中央線から自分の向きに8枚−7枚−7枚に絵札を並べてスタート。

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オフィシャルルールの様子 リサイズ

▲1回戦の様子。絵札の位置を覚えながら、次の句が読まれるのを待つ二人。

句を読み上げる前に、「次の札を読みます」というのがオフィシャルルール。その言葉を発した瞬間、みんなが集中し部屋の中がシーンとなります。その緊張感は、読み手のわたしにも伝わってきます。集中している子どもたちの姿がおかしくて眺めていると、ついつい間が長くなってしまい「早く読んでよ~」と言われみんなで笑ってしまうこともありました。家族でやるときはこんな時間も楽しいです。

試合は順調に進み最後の札まで取り終えました。さて勝敗はどうなったでしょうか。

勝敗のポイントは取った枚数ではなく、絵札に配分されている点数の合計点なのです。1回戦目は枚数・合計点ともに多かった兄の勝ち。2回戦目の娘と夫は取った枚数が同数でした。ここでオフィシャルならではのルールが力を発揮します。娘は、ポイントが高い「文化財」札を多く取っていたのと、3枚そろうと5点加算される「こ・ま・え」札を取っていました。それにより、娘の合計点が夫の合計点を上回り勝ちとなりました。ここのところわたしの影響でカルタに触れ合う機会が多かった娘。句が読み終わる前に札を取る姿を見て、カルタのレベルがアップしたことを感じました。

文化財札 リサイズ

▲1枚で2点加算される文化財札。カルタ名人としても狛江博士としても覚えておきたい札たち。「こ・ま・え」札は[こまえたろう]くんの札を見てください。

絵札めぐり 対象年齢 3歳~大人

狛江郷土カルタは家でしか遊べないと思っていませんか?いえいえ、家で遊ぶだけではもったいないんです!絵札の裏側には読み句と解説が書かれています。この絵札をもってお外へ行きませんか?「へぇー」と言ってしまうこと、間違いなしです!

解説 リサイズ

▲解説が載っている絵札裏面。読むだけでも狛江博士になれます。

狛江郷土カルタには、身近な場所が読み句や絵札で登場しています。カルタで登場する場所を訪れてみよう!と、とある週末、娘と夫と一緒に絵札を持ってサイクリングに出かけました。サイクリングの目的を理解していなかった娘ですが、最初に訪れた八幡神社で絵札を見せてあげると、目の前に見ている風景と絵札が同じ場所であることに気づいて驚いた様子。目を丸くしながら「一緒だー!」と言って、一気に興味を持ってくれました。

八幡神社 リサイズ

▲絵札と並べて撮影。絵札の世界が飛び出してきたようで、不思議な感覚になります。

今までは夏祭りで遊びにいく神社、よく通る道沿いにある神社で終わっていましたが、カルタにも出てくる神社なんだと彼女の中の八幡神社情報がアップデートされた感じがわたしにもわかりました。

想像以上に夫が興味を示してくれて、みんなで「へぇーそうなんだ!」「へぇーこんなところあるんだ」と言いながら、弁財天池や泉龍寺、和泉式土器モニュメント、狛江三叉路、慶岸寺などサイクリングで回ってきました。気になった札の場所にすぐ行けるのは、コンパクトな狛江ならではですよね!

泉龍寺1 リサイズ
泉龍寺2 リサイズ
泉龍寺3 リサイズ

▲泉龍寺はカルタに複数枚登場します。子どもと一緒に絵札の場所を探す作業は宝探しのようでワクワクしました。

弁財天池 リサイズ
和泉式 リサイズ

▲左:弁財天池は何度も横を通っていたのに、中に入ったのは今回初めて。駅前にこんな場所があったんだという驚きが! 右:和泉式土器モニュメント。ここで発掘されたんだと思うと、一瞬でタイムスリップした気分になります。

狛江三叉路 リサイズ
慶岸寺 リサイズ

▲左:狛江三叉路。狛江駅から少し離れているけれど商店が集まっている理由がよくわかる場所。 右:読み句の通り、慶岸寺の奥にひっそり佇んでいる庚申塔。たまたまいらっしゃったお寺の方に絵札の庚申塔を拝見したいと伝えると親切に案内してくださいました。

今回はサイクリングでしたが、お散歩もおすすめです。大人も子どもも解説を読みながら知識を増やし、小さなお子さまは絵札の場所探し。年齢問わずいつもと違うサイクリングやお散歩が楽しめると思います。

カルタスタンプ集め 対象年齢 3歳~

絵手紙スタンプラリー リサイズ
絵手紙とスタンプ リサイズ3

▲左:絵手紙散策マップ。狛江の絵手紙情報が満載です。 右:小池邦夫さんの作品が各施設に飾ってあり観覧することができます。

現在狛江市では「狛江市まるごと美術館 絵手紙散策マップ 絵手紙スタンプラリー」が開催されています。市内7か所の公共施設に絵手紙創始者である小池邦夫さんの作品が飾られていて、作品を鑑賞しながらスタンプを集めていくものです。

その時押してもらえるスタンプが狛江郷土カルタの絵札がモチーフになっているんです!!これがまたかわいいスタンプなんです!

スタンプを7つ集めると景品がもらえます。(数に限りがありますので詳細は地域活性課にご確認ください。)絵手紙と狛江郷土カルタを同時に楽しめるイベントですので是非ご参加ください。

絵手紙スタンプラリー 市民祭り札とスタンプ リサイズ

余談になりますが、このスタンプラリーのスタンプのテイスト、何かお気づきの方いらっしゃいますか?どこかで見たことがある!と気付いた方はすごい!!

今や連絡手段で必須となっているLINEですが、LINEスタンプに狛江スタンプがあるのはご存知ですか?

実はLINEスタンプと絵手紙スタンプラリーの消しゴムスタンプを作った方が同じで、紙町銅版画工房さんの作品なんだそうです。作品のテイストが個人的にとても好きで、カルタスタンプを全部集めたい!という気持ちで絵手紙スタンプラリーにも熱が入りました。

LINEスタンプ一覧 リサイズ

▲こちら狛江のLINEスタンプ。岩手県盛岡市にある紙町銅版画工房さんの作品です。詳しくはLINEをご覧ください。

狛江郷土カルタは遊び方無限大!

狛江郷土カルタ、いろいろ楽しめる万能アイテムだと思いませんか?

わたしが子どもの頃住んでいた県にも郷土カルタがありました。たった2年間しか住んでいませんでしたが、今でも1つ覚えている句があり、その句と県に愛着を持っています。都道府県単位ではなく、市単位の小さな都市狛江だけの郷土カルタがあることはとても贅沢なことだとわたしは思っています。

この万能で贅沢なアイテムで、市内の小学校対抗狛江郷土カルタ大会が行われたり、授業や遠足でカルタを使いながら狛江の歴史や文化に触れたり、幼稚園や保育園でも未就学児が自分たちの住む狛江を身近に感じられるよう遊びに取り入れたりと、いろんな場所や場面でたくさん活用されたらいいなと思っています。

皆さんもぜひ狛江郷土カルタでいっぱい遊んで、オリジナルの遊びを見つけて楽しんでください。

yata

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