子どもの成長を日々見ていると、できることがどんどん増えていってうれしくなりますね。
でも、できるようになるまでにはたくさんの失敗もつきもの。叱ってはいけないと思いつつ、ついつい失敗に対して「何やってるの!」とか、「ママがやるから!やめて!」と言っちゃいますよね。
今回は、そんな数々の失敗の中から、『うまくいかない原因はなんなのだろう?』と思い、考えた対処法についてまとめました。
パックジュースを飲ませようとすると、潰して中身が飛び出してビシャビシャに・・・
●原 因→まだ力の加減がうまくできない。
●対処法→直接パックに触らずに済むように、ホルダーを使ってみる。
お出かけの時などに便利なパックジュース。でも、まだ力の調節が難しい年ごろの子は、パックを全力で潰して大洪水・・・なんてこともありますよね。そんな時は、紙パックのホルダーを使うと便利!持ち手が付いているので、パックを潰さずに飲むことができます。サイズの調整ができるものもあるので、大きめのパックでも使えます。コンパクトにたためるので、お出かけの時におやつ袋に一緒に入れられて便利♪
筆者は、100円ショップで手に入れました。100円ショップ以外でも、キャラクター付きのものなど色々な種類のものがあるようですね。
ご飯を食べてくれない。あるいは、食べ歩きしてしまう。
●原 因→食べることにあまり興味がない。年齢的に、一つのことに集中するのが難しい。
●対処法→食事に興味を持てるように、ランチョンマットを使ってみる。
子どもが食事に集中してくれない・・・ということありませんか?
ある程度お腹が満たされると食事に飽きてしまい、歩き回ったり遊んだりしてしまう子どもをついつい叱ってしまう。そんな自分に自己嫌悪・・・
子どもの年齢や性格、食べ歩きの原因が何であるかにもよるので一概には言えませんが、我が家では、100円ショップでサンリオのポップアップランチョンマット(5枚入。柄は2パターン:2017年6月取材時点)を購入し、子どもの気分を上げるという方法を試してみました。
離席しようとしたら「あれ?キティちゃんたちが、食べないの?って聞いてるよ?」などの声掛けを実践。食べたいときには食事に戻り、本当にいらない時には「もうごちそうさま」と言うようになりました。
牛乳を入れようとしてパックをひっくり返してしまう。
●原 因→傾け方と出る中身の量の関係がわかっていない。
●対処法→説明してもまだわからない歳なので、傾ける角度を見える化してあげる。
牛乳を1人で入れられるから!と頑張る2歳半の我が子。しかし、毎回ダイナミックに180度反転させて大洪水になってしまいます。何度悲鳴を上げながらカーペットや雑巾を洗いなおしたことか。
そんな時気づいたのが、牛乳パックにマーカーを付けることです。
牛乳パックを4センチほどの幅に切り、その裏に油性マジックでアヒルを書いて輪ゴムで留めたら準備完了。牛乳を入れる時に「今は横を向いているアヒルさんだけど、牛乳を入れたいときにはくちばしが下を向くようにするんだよ。」と教えると、1、2回で180度反転することは無くなりました。
何度も使える上に、簡単に作れます。アヒルではなく三角形や矢印にしたり、牛乳パックではなくゴムにボタンなどをつけたりしてもいいかもしれません。
最初、折り紙やコピー用紙で作ってみましたが、牛乳パックが汗をかいて紙がべちゃべちゃになってしまいました。牛乳パックで作ると、サイズを測らなくてもちょうどよい大きさになるのでよかったです。
コップに水を入れる際にあふれさせてしまう。
●原 因→コップが満杯になるまで入れるものだと思っている。
●対処法→説明してもまだわからない歳なので、入れる限度を見える化してあげる。
お茶や水をコップに入れる際に、なみなみとフチぎりぎりまで注いでしまうことってありませんか?そんな時も、マーカーを作って示すと嘘のように分かってくれました。
牛乳パックを切り出し、猫の絵を描いてマーカーを作成。我が家は油性ペンを使用しましたが、飲食物に油性ペンを使うというのが気になる方は、絵は無くてもいいと思います。
コップのふちに猫を付け、「ねこさんがおぼれないようにしてね」というと、マーカーの下あたりで止めてくれるようになりました。
料理をしたがるけれど、火も包丁もまだ危ないからとやらせないでいると、怒って大泣きする。
●原 因→大人がやることに自分も参加したい。
●対処法→危なくない範囲で手伝ってもらうようにする。
我が子は2歳半頃から料理に興味を持ち、「わたしもやる!」ということが多くなりました。
それまで、台所は危ないからと柵を閉め、台所に入ることも禁止していましたが、イヤイヤ期のエネルギーが爆発して大変なことになりました。
そこで、我が家で考えたのはフリフリサラダを作ってもらうこと。
レタスをちぎる、プチトマトのへたをとるなど、包丁を使わずにできる作業をしてもらい、タッパーに野菜を入れてドレッシングをかけ、ふたをしたら子どもに振ってもらいます。我が家では「フレフレシェイクシェイク」と呼び、おかあさんといっしょで歌われていた曲を歌います。
料理に参加したという満足感があるのか、「自分で作ったんだよ!野菜おいしいね!」と言って、自ら野菜を食べてくれるようにもなりました。しかも、大人も毎日サラダが摂れてヘルシーというおまけ付き。
今では、きのこやレタス・キャベツをちぎるのは我が子の仕事に。豆腐やバナナを食事用のナイフで切ったり、卵を割ってほぐしたり、野菜ジュースを使ったゼリーを作ることにも挑戦するようになりました。
友人の中には、台所に子どもを入れるのは抵抗があるからと、食卓にラップを敷き、その上で好きに料理をさせ、すべて終わったらラップごとすべて丸めてごみを捨てるようにしているという人もいました。食卓も汚れず、ストレスフリーだそうです。床にも新聞紙を敷いておけば、こぼしたりしても大丈夫ですね!
おむつ替えの時、下に敷くシートやタオルが汚れてしまうと洗うのが大変。
●原 因→成長に伴って排便の量が多くなったり、動くようになるので、作業の途中で思わぬ被害拡大に遭う・・・
●対処法→思い切って、広告や新聞紙の上で交換してしまう。
子どもとの生活で、実は大活躍なのが新聞紙や広告なんだな、と最近改めて実感しています。
上の子が離乳食期の頃、手づかみ食べでの汚れに耐えられず、テーブル周囲に毎回新聞紙を敷き詰めていました。今でも食べこぼしをするので、時々敷いてみたりすることもあります。
最近、下の子が生まれ、広告や新聞がおむつ替えにも使えるんだ!と今更ながら再発見しました。特に、ベビー特有のうんち漏れで、服までべっとり汚れた時には大助かり。
上の子の時には、「赤ちゃんを紙に寝かせる」という発想が全く無く、毎回バスタオルに寝かせ、そのタオルも汚れてしまうので手洗いして・・・と大変だったのですが、紙に寝かせると汚れてもそのまま捨てられるのでとても楽なんですね。当然かもしれませんが・・・。このことを主人に話すと、「今頃気づいたの!?」と、目を丸くして突っ込まれました。
ちなみに、ペット用トイレシーツのように、捨てられるおむつ替えシートもあるようなので、紙の上に寝かせることに抵抗がある方はこういったシートを利用してみるとよいかもしれません。筆者は、子どもの首が座るまでは抵抗があってタオルの上で交換していました。
いかがでしたでしょうか。
怒るということは、「その状況に対して自分が困っているということ」という話を聞いたことがあります。
ついつい頭に血が上って、キー!!となり、「なんでそういうことするの!」「やめてっていったでしょ!」と怒鳴り散らしてしまう毎日を思うと、自分は毎日相当困っているようです・・・
でも、「困った!」の原因を見極めると、対応策もだんだん見えてくるのだな、と思いました。日々に忙殺されると見極めるのも大変ですが・・・
少しでも楽しみながら子育て生活ができたらいいですよね。
by うさこ