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HOME子育てあれこれ災害時の避難 狛江市の場合~後編~

前編では、避難所を含め、災害と防災についての狛江市の対応について見てきましたが、後編では小さいお子さんがいるパパ、ママに向けた情報を整理してみました。
前編の記事はこちら→災害時の避難 狛江市の場合~前編~

避難する時に持っていくもの

いざ避難する際に何を持っていくか、は特に小さい子どもさんをお持ちのパパ、ママにとっては重要な問題だと思います。

狛江市の避難に関する複数の資料では、いずれも避難の際の非常持ち出し品の準備の項目で「小さなお子さんがいる方」には以下の8項目が挙げられています。
 ▽粉ミルク(お湯も必要)
 ▽液体ミルク
 ▽哺乳瓶
 ▽紙おむつ
 ▽離乳食
 ▽おしりふき
 ▽母子手帳
 ▽おもちゃ

また、東京都が作成した「東京くらし防災」という小冊子の「子供と備える防災」のコーナーには「いつものママバッグが、赤ちゃんの非常袋に」として、ママバッグの中に用意しておくものが列挙されています。
 ▽おむつポーチ(おむつ、おしり拭き)
 ▽授乳ケープ
 ▽着替えセット
 ▽スタイ
 ▽タオルやガーゼハンカチ
 ▽ビニール袋
 ▽母子健康手帳と保険証
 ▽ブランケット
 ▽おもちゃ
 ▽おくるみ

また「非常用にプラスで備える」として
 ▽ミルクセット(ミルク、哺乳瓶、ペットボトルの水)
 ▽3食分のベビーフードとおやつ、パックの飲み物
 が挙げられています。
 「使い慣れたマグ、フォークとスプーンなどと一緒にそなえておきましょう」とのことです。
 「ストックを多めにしたいもの」として、着替え、紙おむつ、おしり拭きがあります。

上記のようなものを日頃から備えておくことが、いざという時に慌てずに済むのではないでしょうか。

 

福祉避難所 福祉避難スペース

災害対策基本法では「高齢者、障がい者、乳幼児その他の特に配慮を要する者」を「要配慮者」としています。
震災などの大規模災害で避難所が開設されると、要配慮者(妊産婦、傷病者、内部障がい者等を含む)のために福祉避難スペースが設置されます。
要配慮者の中に、一般の避難者と別の居住空間を確保した方が良いと認められる方がいる場合には、パーティション等を利用した要配慮者用の遮蔽区画を設けたり、要配慮者の心身の状態、状況ごとに校舎の教室や施設の部屋に設置することがあります。

福祉避難スペースとは別に、狛江市では20カ所の施設を福祉避難所に指定しています。
そのうち、乳幼児・妊産婦用の施設は、狛江こだま幼稚園(中和泉3丁目)のホール、狛江みずほ幼稚園(岩戸南4丁目)の1階保育室、子鹿幼稚園(東野川3丁目)のホール、狛江市子育て・教育支援複合施設「ひだまりセンター」(元和泉1丁目)の4カ所です。

ただし、福祉避難所には、希望すれば、誰でも避難できるというわけではありません。
避難所の福祉避難スペースでの避難生活が難しいと認められる要配慮者がいらっしゃる場合に、福祉避難所の建物の安全性、人員体制、要配慮者の心身の健康状態等を考慮して、調整をした上で避難が決定されるそうです。

上記4カ所の福祉避難所には粉ミルクや哺乳瓶、紙おむつなどが備蓄されています。
とはいえ、普段から使用しているメーカーのものを備蓄しておくと安心だと思います。
また、福祉政策課の長島さんも「安全な地域に住んでいる親戚やお友だちと話して、避難させてもらうことも考えておく方が良いのでは」と話していました。

 

以上、前編と後編の2回に分けて、狛江市の災害避難と避難所について見てきましたが、やはり肝心なのは普段から、防災意識を持ち、災害に備えることだと思います。
この記事が、皆さんの防災意識のアップにつながれば、幸いです。

 

zaki

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