甥っ子が二歳の頃、お料理ごっこに目覚めたときがありました。
台所から引っぱりだしてきた鍋やフライパンを、ガス台に見立てた椅子の上に置き、
「チッチッチッ」といいながらつまみをひねる手振りで火をつけると、
鍋に積み木や小さなオモチャを入れて、おたまでぐるぐるぐる…。
椅子ではなくもっとガス台らしいもので遊んだら、ずっと楽しくなるだろうな…と思い作ることに。
これがダンボールで作ったガス台!
つまみ部分は、細長く切ったダンボールを10センチくらいの割り箸に巻き付け、
ボンドで糊付けしたものを本体に穴を開けて通し、
内側は輪ゴムでぐるぐる巻きにして抜けてしまわないようにしてあります。
家にあるものでささっと作った、決して凝ったつくりのものではないのに、
甥っ子は幼稚園に通うようになったいまでもこれで遊びます。
以前はただ鍋の中身をかきまぜるだけでしたが、
いまでは器用に鍋を振ってチャーハンを作ったり、途中で火加減を小さくしたりも。
そしてただ料理をするだけでおしまいではなく、できた料理をタッパーにつめて『お弁当』にし、
それを持ってピクニックに行く、というようなごっこ遊びに発展させるようになりました。
「おべんとー もうすぐ できるからー」とか「どう、おいしい?」なんて言うのは、
ママの口まねなのでしょうかね。
子どもってよく見てますからね。
by ヤムーシュカ