突然ですが、子どものお弁当作りに悩みを持ったことはありますか?
特に悩んでいないという方、料理が好きで楽しみながら素敵なお弁当を作っている方もいらっしゃるかと思います。
その反面、毎日作るのがたいへん、好みのものばかりになって栄養バランスが心配、時間が足りない、何をどの位入れたらいいか分からない、
好き嫌いが多くてメニューがいつも同じ、おなかを壊さないか心配、など、色々な声も聞こえてきます。
筆者宅には小学生と幼稚園の子どもがおり、日々悩んでおります。
昨年一番悩んだのが「毎日同じになってしまう」ことでした。
そこで、育児に追われ弱った脳みそ(?)をフル回転させて、
限られた時間の中で、とても簡単にお弁当の印象をかえる方法を考え、マンネリ解消への一歩を踏み出しました。
今回はその中からいくつかご紹介します。
見た目をかえる
トッピングする
我が家の幼稚園児は、ひき肉のカレーが大好物。そして作りやすいこともあり週に2、3回は夕食に登場します。
寒い時期はお弁当を温めてくれる園なので、その翌日はたいていカレー弁当にしてしまいます。
いつもこうだと何だか飽きてしまう・・・。そこで見た目をかえてみました。
レンコンを薄切りにしてオイルをまぶし、両面焼きグリルで数分焼いた「れんこん焼き」を一枚。
上の子のお弁当用にソテーした赤ピーマン3本で顔風に。
いたって簡単なトッピングをただのせるだけアイデアです。
詰め方を変えてみる、お弁当箱をチェンジ
実はこちらのお弁当はふたつとも入っているものはほとんど同じ。
(ご飯、ちくわ、ピーマン、ブロッコリー、チキン、煮豆)
けれど盛り付けが違うと随分印象が違うかと思います。
さらに、お弁当箱をかえるとまたまた印象がかわることも分かりました。
小学生のこどもから「荷物が多いからなるべく小さい入れ物にして」と懇願され、自宅にあったタッパーにちくわもやしピーマン炒めを入れたものです。
小学生のこどもには、寒い日は保温できる容器も活躍しました。
幼稚園に通う下の子のカレー弁当を見て「カレーがいい」との要望があったのでこの日はカレーを入れました。
しかし、色んな種類のお弁当箱を用意したりするのは、場所をとるしコスト的にも・・・。
そんなある日、たまたま実家に帰省したとき台所の戸棚に色んなお弁当箱を発見し、交渉の結果、期間限定で貸してもらうことができました。
中には自分が保育園児のころのお弁当箱も・・・(年代物!)
新しいものを買わずとも気分転換になり、たいへんありがたかったです。
困ったときは人に頼ってみることも、大事なのですね。
メニューをかえる
主食をチェンジ
トッピングや盛り付け等で印象をかえていても、さすがに行き詰ってきました。
そこで、思い切って主食(米、パン、麺等)をかえる手段に出ました。
我が家は基本お米なので、サンドイッチ経験はほぼゼロに等しく・・・
慣れれば意外と手軽かもしれないという新たな発見がありました。
また他には、焼きそば、焼きうどんを取り入れたりして、マンネリ解消への道を歩むことができました。
こうするとガラリとお弁当がかわることが分かりました。
お弁当の本を見せて選んでもらう
主食をかえたりしても、だんだんアイデアは尽きてきます。
そこで、お弁当の本をこどもたちに見せて、食べたいものをリクエストしてもらいました。
「それは無理!」と言わないで済むように自分にも作れそうな難易度の低めの本をチョイスしました。
その結果オムライスになりました。
時間と気持ちに余裕があるとき、年に何回かはリクエストデーを設けるのも楽しいかもしれません。
また、子どもに聞いた内容や明日作ろうと思ったものを朝忘れてしまわないように、
こんなふうにメモをして台所の壁に貼ったりもしました。
マスキングテープで貼っていたので、終わったらそのままノートに貼っておくと、
行き詰ったときのヒントになることもありました。
その他
運動会が2連チャン、さあどうする?
今年度は小学校と幼稚園の運動会が立て続けに行われました。
子どもが楽しみにしている運動会のお弁当・・・。
お弁当だけに力を注げれば良いのですが、そうもいかないのが小さな子がまとわりついてくる中でのお弁当作り。
危うくそっくり同じ内容のお弁当になりかけましたが、今までマンネリ解消について考えてきた経験を活かし、今回は主食をチェンジしてみました。
サンドイッチ弁当とおにぎり弁当です。おかずはほとんど同じです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
今回お弁当のマンネリ解消について考えた結果、色々な発見がありました。
最後にひとつ発見したのは、いつものメニューを意外と子どもは好いているのかもしれないということです。
パンや麺にして、その日は「わーおいしそう♪」と喜んでくれますが、「あしたはいつものご飯にしてね♪」と。
もしかしたらマンネリに悩んでいたのは自分のほうだけだったのかもしれません。
また夫からは「完璧を求めないほうがいいよ」とアドバイスをもらいました。
たしかにそうかもしれません。
これからも子どものお弁当作りは続きます。
自分が作ったものを食べてくれる人がいる有難さを噛みしめて、気持ち新たに取り組んでいきたいと思います。
byグミ