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HOME健康あれこれ病気・病院年に1度はレディースドックを受けよう!

今までに大病もしたことないし、妊婦健診で引っかかったこともない健康体!そんな今年35歳になる幼稚園児2児の母、shinoがレディースドックに初挑戦してきました。その様子などをレポートいたします!

あなたはどうして人間ドックに行かないの?

と偉そうに言っている私も、実は7年ぶりの検診でした。
妊婦の時に血液検査も子宮頸がんの検診もやってる。今は大きな不調もなく元気だし「まぁいっか、行く暇もないしお金かかるし・・・」と、なんとなく気になりつつ見ないふりしてたある日。同い年の友人が「がん」に侵されたことを知ったのです。
早速調べてみると、女性でがんの罹患数が多い部位は1位 乳房、2位 大腸、3位 胃、4位 肺、5位 子宮で、1位の乳がんは14人に1人の女性が罹患するという確率の高さ!他人ごとではありません。

(詳細は国立がん研究センターがん対策情報センター ホームページに)

小さい子供がいて自分一人の時間が作れない

私は夫に平日休みを取ってもらって行ってきましたが、なかなか平日休みは取れないとか実家が遠くにあるなど、家族に協力してもらうのが難しいご家庭もありますよね。でもそこであきらめないで!今は託児所併設の病院があったり、託児所を紹介してくれる病院もあります。それに、同じくらいの子供がいる仲良しのママ友がいれば、お互いに子供を預けあって検診に行く時間を作ってみてもいいと思います。
また、狛江市にはファミリーサポートという制度もあります。

自分は病院に行けない、ではなく行ける病院を探す、子供を一時保育に預けてみる、人の手を借りてみるなどちょっと工夫して、検診はママの義務だと思って行動にうつしてみませんか?

もし自分が病に倒れたら、と想像してみる

もし今、自分にがんが見つかったらどうなるでしょうか?もし長期入院が必要になったら子供たちのお世話は誰にお願いすればよいでしょう?
夫は仕事を制限して、子供の送り迎えや食事の準備など協力してもらわなければならず、精神的にも肉体的にも負担が大きいはずです。夫が仕事の間はじいじ、ばあば、またはシッターさん、ママ友など人の手を借りないといけません。こんなに家族や周りの人たちに負担をかけたのに、病気の発見が遅かったため、せっかく一緒に選びに行ったランドセルを背負うわが子を見られないかもしれない・・・
ママはいつも元気に家事をこなし子供のお世話をする、この当たり前の日常がひっくり返ったときに一番影響が大きいのは家族です。
年に1度、たった2時間半の時間を惜しんだために周りの人の生活が変わってしまうのです。子供がいる私たちは特に、自分の健康を管理するのも大事な仕事の一つ。同じく2児のママである友人の「30代の女性のみなさん、異常がなくても、忙しくても検診に行って!」という言葉に後押しされ、ようやく重い腰をあげたのです。

検査着を着ている写真

白い検査着を着ていざ検査へ!

レディースドックに行ってみた!

レディースドックってなあに?

人間ドックは一般的な健康診断よりも詳しい検査を行うもので、生活習慣病やがんの早期発見の確率が高い検査です。その仲間であるレディースドックですが、定義はなく、一般の人間ドックに乳がん検診と子宮がん検診、婦人科検診をプラスしたものをこう呼ぶ病院が多いようです。
夫の会社の健保の制度ではレディースドックというコースはなかったので、基本の検査項目に乳がん検診、子宮頸がん検診、それと最近胃が痛むことがあるのでピロリ菌がいるかどうかの血液検査をオプションでプラスしてもらいました。

前日は夜9時以降は絶食で、当日朝は水分もダメ、ということで減量中のボクサーのような気分で電車に揺られ指定された朝10時前に病院到着。
検査着に着替えて上の階に・・・とテキパキ指示され、肺のレントゲン、採血、心電図、身長、体重、腹囲、血圧、視力眼底検査、聴力、肺活量、医師の診察、子宮頸がん検診、乳がん触診とエコー、骨密度測定、胃バリウム検査とものすごいスピードで事が進み、まるでアトラクションみたいだわ、なんて若干楽しんでいたら12時間半に検査終了。なんだ、子供が幼稚園に行ってる間にできるじゃん!
特に緊張したのは、胃バリウム検査と乳がんエコー。粉末の発泡剤を飲んだ直後に、超濃厚ヨーグルトのような造影剤をたらふく飲まされ逆さにされた時は、お粗相をしてしまいそうでした・・・そして、入念な乳がんエコー。妊婦健診と同じように胸にゼリーを塗って機械を当てていくのですが、途中何度も同じ箇所を行ったり来たり、手を止めて画像を暗闇で凝視してる検査技師さんを見るのはなかなかの怖さでした(泣)
検査結果は後日郵送で届くそうなので、検査が終わったらクリニック上のレストランで無料ランチを食べて帰ってきました。

どこに受けに行ったらいいの?

うちは夫がサラリーマンなので、会社で配偶者の検診費用を補助してくれる制度がないか調べてもらいました。
すると、一部負担してくれる制度があり、提携病院に行ったら約6万円のコースを約2万円で受けることができました。
会社によっては全額負担してくれるところもありますので、ご主人が会社員の人はぜひ調べてもらって下さい。
こういった夫の会社の制度以外でも、狛江市で無料の健康診査やがん検診を行っています。
乳がん検診は満40歳以上、子宮がん検診は満20歳以上から無料(受診間隔は2年に1度)で受けられます。
(詳しくは広報10/15号に11月実施分の乳がん検診、子宮がん検診の案内が出ますのでチェックしてみてください。)
さらには、胃がん、肺がん、大腸がん、骨密度測定(女性のみ)の集団がん検診も〈男性)満35歳以上〈女性〉満30歳以上なら無料で受けられます。
(11月以降の集団がん検診の詳細は広報10/1号に載ります。)
集団がん検診は、定員を超えた場合抽選となりますが、ここ数年は希望者全員が受けられているそうです。
また、厚生労働省は来年度から乳がんと子宮頸がん検診の無料クーポンの配布対象者を絞り込む方針を固めたそうで、来年度は乳がん検診の無料クーポンを40,45,50,55,60歳だったのを40歳に限定し、子宮頸がんは20,25,30,35,40歳だったのを20歳のみにするとのこと。
もし今お手元に無料クーポンをお持ちの方は、この機会を逃さず行ってみてくださいね。
また、ご主人が自営業等で国民健康保険加入者の場合、満40歳以上から健康診査が無料で受けられ、受診券が対象者には市から送られてきます。

このように、市から補助を受けられる場合もありますので、ぜひ活用して下さい。

1年に1度検診を受けるのがベスト

がんなどの病気の早期発見のためには年に1度はチェックしたいところです。しかし、市の子宮がん検診(無料)は2年に1度しか受けられず、年齢制限もあるし、集団がん検診(胃がん・肺がん・大腸がん検診)も無料ですが、やはり年齢制限があります。また血液検査などの一般的な人間ドックは、自分で病院を探して受けに行くしかないのが実情です。
私たちはついつい、「毎年自分の検診のために数万円使うのはもったいない・・・」なんて考えてしまいがち。
でも、病気が進行してからの治療費は数万円では済まないですよね?誕生月に受けに行く、などルールを決めて毎年の行事として予定に組み込んでみましょう。

検査の結果は・・・

検査から約2週間後、郵便で結果が届きました。気になるピロリ菌はいたのかしら・・・

検査結果の写真

なんと、要治療・・・
判定区分が一番悪いってすごいショック。ピロリ菌はいなかったけど、貧血がひどい模様。さらには、眼にも異常があったとは。
妊婦健診でも貧血に引っかからなかったのに、なんで!?とりあえず、血液内科と眼科へ診察に行ってきます。

レディースドックを終えてみて

自分としては、検査を受けるまで心の準備とか、病院に電話して予約するまでの労力とかだいぶエネルギーを使ったような気がしてましたが、一歩踏み出してしまえば、一番恐怖だった胃バリウム検査もあっさり終わってしまい、今は一仕事終えた晴れ晴れ感でいっぱいです。
実は、ここ最近急に動悸が激しくなったりなんとなくだるかったりしてたのですが、原因が貧血にあることが分かったので、改善に向けてこれから治療をしていく予定です。
私は、来年の9月にまた検診を受けに行きます!行動に移すまでがなかなか大変ですが、この記事をきっかけに検診を受けに行ってくれるママたちが増えることを願っています。

(by shino)

 

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