6月4日は「虫歯予防デー」です。歯磨きが嫌いで暴れるお子さんを押さえつけて、奮闘しながら磨いている方も多いのではないでしょうか。子どもの歯には気をかけていると思いますが、ご自身の歯の調子はいかがですか?育児に追われてついつい後回しになっていませんか?ホルモンの影響でしょうか、私も産後は抜け毛と歯の劣化が酷く、とても悩んでいました。子どもを預けるところもなく、主人の休日と歯医者の予約の取れる日が合わず、治療を先延ばしにしているうちに、とても大きな虫歯になってしまいました。今でも後悔しています。
「お子さんだけでなく、ママやパパの歯も大事にしてほしい」、「赤ちゃんやお子さんが一緒でも気軽に治療に来てほしい」という気持ちから、今はキッズルームを設けている歯医者さんが狛江市内にもいくつかあります。今回はその中から3つの歯医者さんを紹介します。
あさがお歯科
狛江三叉路にある歯医者さんです。大通りに面しているので車でのアクセスもしやすそうです。高齢者向けに作られた院内施設なのでスロープがあり、大きめのベビーカーでもラクラク移動できます。ベビーカーでよく寝てくれる赤ちゃんを持つママ・パパには特にお勧めの歯医者さんです。歯科衛生士の浅田さんは、子どもたちの歯科検診に従事されていたご経験があり、お子さんが初めて通う歯医者さんとしてもピッタリです♪小さいお子さんが治療を頑張ったら、ご褒美にシールをいただけますよ。
今回は院長の大木先生(左から2番目)と歯科衛生士の浅田さん(右から2番目)にお話を伺いました。
1.小さな子どもを連れて治療してもらえますか
→できます。赤ちゃんを胸の上に抱っこしながら治療することもできますし、赤ちゃんが泣いて困るようであれば、他の患者さんと平行して診る場合に配慮をとって、スタッフが抱っこをして医院の前の外スペースをお散歩させたりしています。しかしほとんどの場合は、ベビーカーに寝かせたまま中に入って頂いて治療できています。もともと高齢者向けに院内を作っていますので、スロープがあり、ベビーカーでも容易に診療室に入れます。
(通路がスロープになっているのがベビーカーのママ・パパには嬉しい!)
2.キッズルームについて教えてください
- だいたいの広さと、おもちゃ等について教えてください。
→およそ2畳くらいです。トミカ、キッチンセット、絵本、DVD、ぬいぐるみなどがあります。子どもたちがおもちゃに飽きてきたかな?と思ったときには変えるようにしています。DVDも入れ替えています。
- キッズルームから子どもが勝手に出ていかないかどうか心配です。
→今のところキッズルームからお子さんが勝手に出ていったことはありません。受付からキッズルームが見える位置にあるので、スタッフのほうでも出来る限り注意してみています。
- 段差やベビーサークルなどはありますか。
→5cmほどの段差で仕切らせて頂いております。ベビーサークルについては、それも考えましたが今のところ勝手に出ていくお子さんはおらず、キッズルームで遊んでくれています。
- キッズルームにいる子どもの見守りなどはしてもらえますか。
→受付からキッズルームの見える範囲を広げるために鏡を置くなどして(受付からの死角を鏡の反射で補う)工夫をしていますが、100%ではないです。受付から見える範囲で行っています。
3.ベビーカーはどこまで入れますか。また、ベビーカー置き場などはありますか
→診療室まで入れます。ベビーカーを置く場合には専用スペースはありませんが、空いているところに自由に置いて頂いて構いません。
4.小さい子どものデンタルケアについて何かアドバイスを頂けますか
→(歯科衛生士 浅田さん) 早い段階での予防習慣を身につけて頂くことが大切だと思います。
→(大木 医院長) 小さい頃に歯医者さんに来て歯ブラシをする経験を得ることが大切です。痛くなってから来ると嫌な思いをするので、検診や歯ブラシ指導などの「予防」から行うことが大切です。歯医者さんはそんなに怖くないんだよ、ということが子どもたちに伝わると、もっと歯医者さんが身近になっていいかな、と思います。そうすると虫歯も減りますし、自分の口の中への意識も小さい頃から高まっていきます。
5.子どものフッ素塗布について料金などを教えてください
→保険証と医療証の範囲で行います。お子さんによって料金は変動しますが、0円~200円が目安です。世帯収入の高いご家庭では3割負担(狛江市)になるお子さんもおられます。よって、受診するお子さんにより診察料はまちまちとなります。フッ素塗布でその他に特別な料金を頂くということはありません。
6.最後に、スマイルぴーれを見ているママ・パパたちに一言お願いします
→こういったサイトをご覧になっていらっしゃるということは、お子さんのことを考えておられるのでしょうし、お口の中への意識もあるママさんパパさんたちだと思いますので、どの歯医者さんでも良いので、足を運んで頂きたいと思います。今からお子さんの虫歯予防の意識を高めておけば、大人になってからも役立ちます。歯医者さんは怖くないです。治療になれば痛いこともしますけれど、そうなる前に予防しておくと、痛かったかもしれない治療を痛くない治療で済ませることが出来ます。痛いのを我慢したり、歯医者さんに行くのを先延ばしにしたりすると、どうしても痛い治療になってしまいます。それは大人も同じです。早い段階で来て頂ければ虫歯にならないですし、子どもが嫌がることもなく治療を終わらせることが出来ます。歯医者さん全体の受診率が上がればいいなと思っています。
あさがお歯科さんホームページ
ケイ歯科医院
松原の交差点から田中橋に向かう途中にある歯医者さんです。まだ新しく、院内も清潔感があります。院長の金本先生だけでなく、歯科衛生士の皆さんが温かく優しいです。小さいお子さんが治療を頑張ったら、ご褒美にガチャガチャで遊ばせてもらえて(何が出るかドキドキ)、おもちゃかシールをいただけますよ。今回は院長の金本先生にお話を伺いました。
1.小さな子どもを連れて治療してもらえますか
- 治療できる場合は何歳くらいから大丈夫ですか
→お子様次第です。おとなしくできる子、ちょっと動いてしまう子などいると思いますので、相談しながら治療を進めます。
- 子どもを胸の上に抱っこして治療ができる場合があると聞いたのですが、できますか
→お子様次第です。お母様の胸の上で静かにできるなら問題ないですが、安全に治療するのが第一ですので、基本的には離れた方が良いと思います。
- 親から離れられない子どもがいる場合でも治療してもらえるのでしょうか。
→ケースバイケースです。やはり安全上ずっと傍にいるのは難しいですが、スタッフに空きがあればお子さんの様子を見ています。
2.キッズルームについて教えてください
・だいたいの広さとおもちゃ等について教えてください
→6~7畳くらいです。ぬいぐるみ、お絵かきグッズ、DVD等があります。
- キッズルームから子どもが勝手に出ていかないかどうか心配です。段差やベビーサークルなどはありますか
→ありません
- キッズルームにいる子どもの見守りはしてもらえるのでしょうか
→原則としては難しいですが、スタッフの空きがあれば可能です。尚、万が一の場合は保障できかねますので、ご了承ください。
3.ベビーカーはどこまで入れますか、また、ベビーカー置き場などはありますか
→基本的には診察室の手前までです。診察室に入れたい時はご相談ください。ベビーカー置き場はございません。
この階段のところでスリッパに履き替え、診察室へ入ります | ベビーカーは、この診察室前の通路までは置けるそうです
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4.小さい子どものデンタルケアについて、何かアドバイスを頂けますか
→仕上げ磨きには、使えればフロス等補助器具をお勧めします。
5.子どものフッ素塗布について料金などを教えてください
→保険のクリーニング代に含まれています。保険のクリーニングを受けて頂いた方には原則無料です。
6.最後にスマイルぴーれを見ているママ・パパたちに一言いただけますか
→とりあえず1回相談できればと思います。予約していただく時点で、必要があればスタッフが空いている時間を探して、お子様連れでも治療ができるように対処できると思います。
狛江ケイ歯科医院さん ホームページ
相馬歯科医院
和泉多摩川駅から徒歩7分ほど、猪駒通り沿いにある歯医者さんです。キッズルームが診療室の中にあり、治療を受けながらでも子どもの気配を感じることが出来るので、ママ・パパにはとても嬉しいですね。とっても優しい笑顔の先生とスタッフの方々ばかりで、お子さんが初めての歯医者さんとして訪れるのにも最適です。お子さんの診療終わりには、頑張ったご褒美としてアンパンマンのガチャガチャかキシリトール100%のキャンディーをくれることも♪
今回は院長の相馬先生にお話を伺いました。
1.小さな子どもを連れて治療してもらえますか
→何歳からでも連れてきて頂いて大丈夫です。治療の内容によっては胸の上にお子さんを抱っこして行います。その場合は治療できる内容の範囲で行います。例えば、外科的な治療(親知らずを抜くなど)になると、やはりそれは難しくなります。生後2~3ヶ月のお子さんでも、親御さんから離れることが出来るのであれば、キッズルームに寝かせて頂いても結構です。スタッフの手が空いている場合には、抱っこするなどのフォローも行います。
2.キッズルームについて教えてください。
- だいたいの広さと、おもちゃ等について教えてください。
→奥行2m10cm、横幅1mほどになります。
(こちらのキッズルームで特徴的なのは、キッズルームが待合室ではなく診療室の中にあることです。治療を受けながらでも、途中のうがいの時などに子どもの様子を自分の目で確認できる場合があるので嬉しいです。)
→用意されているおもちゃは、DVD(fuluが見られます。)、絵本、キッチンセット、ぬいぐるみ、LEGO etc...
- キッズルームから子どもが勝手に出ていかないかどうか心配です。段差やベビーサークルなどはありますか
→大きな段差があるので簡単には超えにくいと思います。
(よっこいしょ、と登らないとキッズルームからは出られないので安心)
- キッズルームにいる子どもの見守りなどはしてもらえますか
→見守りはスタッフが空いていればなるべく行いますが、お子さんの状況を見て対応させて頂いております。
3.ベビーカーはどこまで入れますか、またベビーカー置き場などはありますか
→小さいベビーカーであれば、院内(診察室)まで入って頂いて大丈夫です。大きめなサイズになりますと、階段もあり入り口まで持ってくるのが大変になってくるかもしれませんので、その場合には階段の踊り場にベビーカーを置いて頂いても結構です。ご相談頂ければこちらでベビーカーのお預かりもしています。
4.小さい子どものデンタルケアについて何かアドバイスを頂けますか
→なかなか初めから完璧に歯磨きを出来る子というのは少ないですので、まずは歯ブラシに興味を持って歯を磨いてみようという気持ちを持つことが大事になってくると思います。歯医者さんでは歯磨きの指導をしていますので、通いやすい歯医者さんに3~4ヶ月に一度行って、歯磨きの練習を少しずつ進めていくのがいいと思います。
★うちの子(3歳)が歯磨きを嫌がるのですが…という個人的な相談をさせて頂いたところ、キシリトール100%のキャンディーを教えて頂きました。キシリトールは虫歯予防になるそうなので、おやつの一部をこちらに変えてみるだけでも少しは良さそうです。(普通に美味しいので、子どもは気に入ってその場で全部なめてしまいました...)
5.子どものフッ素塗布について料金などを教えてください
→1080円で加入して頂ければフッ素に関しては15歳までずっと無料の予防クラブをやっています。継続して行うことが何より大切になると思いますのではじめました。一度歯を削ってしまうと、そこからまた大きな虫歯になるというケースも多いですので、虫歯のレールに乗せないようにすることが大切です。ただこれは1歳半から必ずやらなければならないのかというと、毎回大泣きするのを押さえ付けてまで行うと、お子さんにとってはあまりいい思い出にならないのかなと思うので、お子さんがフッ素塗布出来るようになるまでは歯磨きや歯医者さんで補っていけばいいのではないでしょうか。
6.最後に、スマイルぴーれを見ているママ・パパたちに一言お願いします
→子どもは虫歯菌ゼロで生まれてきます。虫歯菌は感染症で、親御さんからうつることが多いです。気をつけていてもいつかは虫歯菌に感染してしまうと思うのですが、その時期を遅らせたり、菌に抵抗できる環境になれば、虫歯になりにくいお口になります。例えば一生懸命歯を磨いているのに虫歯になりやすいお子さんがいたり、反対にあまり歯磨きしなくても虫歯になりにくいお子さんがいるのは、こうした菌の強さも関係しているのです。食事のとり方(食器・お箸・スプーンを分ける等)に気をつけたり、お砂糖系のものを3歳くらいまで控えることもその一つです。ただあまり厳密にやりすぎるとお子さんや親御さんにもストレスになるので、出来る範囲で取り組んで頂けたらと思います。お子さんのデンタルケアで、当院では20歳のときに虫歯ゼロを目指しています。虫歯ゼロのお口はお子さんへのすごく良いプレゼントになると思います。
相馬歯科さん ホームページ
狛江市では休日歯科応急診療所を設けています(あいとぴあセンター内)
気を付けているつもりでも突然の歯痛に襲われてしまった! しかも日曜・祝日・年末年始だ、どうしよう!
そんなときには、あいとぴあセンターで診てもらえます。
●休日歯科応急診療所
日曜・祝日・年末年始の午前9時~11時30分、午後1時~4時30分
【お問い合わせ】 03-3488-9171
狛江市 救急診療案内
https://www.city.komae.tokyo.jp/sp/index.cfm/42,3914,329,html
by リン、ティッチ