12月もあと10日余りとなりました。早いものですね。
年末年始に家族で帰省や旅行を計画している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
旅行は楽しいものだけど、子どもがいるとついつい荷物も増えがちで、大変なことも多いですね。
そこで今回は、ぴーれメンバーが日ごろ子連れで移動するときに、ごきげんにおでかけする工夫をお伝えします。
(子どもの年齢は、特に手のかかる0歳から小学校入学前までです。)
子どもを飽きさせないためのアイテムや、失敗談などを乗り物別にご紹介します。
飛行機
空港までの移動手段
必ず座ることができ、荷物の持ち運びをせずに済む、リムジンバスや車で移動するのが楽という声が。
◎リムジンバス
一旦乗ってしまったら途中休憩できないため心配するママもいるが、意外にも子どもは車窓に夢中でごきげんだったという意見が多数。狛江から比較的近く、羽田へのアクセスもよい乗り場は、調布、バスタ新宿などがあります。
◎車
子どもがぐずっても周囲の目を気にせず移動でき、精神的に楽だったいう声も。駐車場は事前予約がベター。空港の駐車場もありますが、空きがないことも。近隣の駐車場でも、空港まで送迎してくれるところもあります。
どんなもので飽きさせなようにしている?
◎0歳台
あまり対策しなくても、授乳や睡眠で何とかなるケースが多かった。
◎1歳以降
・お菓子を食べさせる。
・好きなおもちゃ・絵本で遊ばせる。
実際に使ったおもちゃ:
幼児雑誌(ベビーブック、めばえ、たのしい幼稚園など)、シールブック、水でぬれる塗り絵、お絵かきボード、ぬいぐるみ、折り紙、スマホの子ども用アプリ、機内プログラムアニメ(一部の便)、機内サービスでもらえるおもちゃ
時間が持たないこともあるよう。荷物は減らしたいものですが、子ども用のお菓子やアイテムは多めに持っていくのが無難なようです。本は事前に買っておくけど、子どもに見つからないようにしておいて新品の状態でできるようにする。数あるシールブックの中でも、書店に売っているちょっとゲーム性や学習性のあるものだと集中してできる。ぬり絵は水で描けるものを。これだと汚れる心配もありません。
◎3歳以降
飛行機対応のヘッドホンを必ず持って行った。(機内座席スクリーンを見たがる時に便利)
↓機内でもらえるおもちゃ
ごきげんに移動できる工夫
◎離着陸時の耳の痛み対策をした。飲み込む動作で耳抜きができるので、離着陸時に合わせて授乳またはお菓子を食べさせた。
◎機内で子どもに眠ってもらうため、眠たくなる時間帯(お昼寝前、就寝前)の便を選ぶ。
◎機内で寝たら事前予約したベビーベット(バシネット)(※1)を利用。
※1:一部の座席限定の貸し出しです。台数、設置場所、赤ちゃんの体重(各航空会社によりますが、だいたい10kgまで)、年齢等に制限があるため、希望に添えない場合もあるそう。数に限りがあったり、便によっては利用できないことも。利用してみたい方は、各航空会社のホームページでご確認ください。
↓バシネット
◎早めに行ってキッズスペースなどで体を動かしてから乗る。
◎空港内のラウンジ(※2)は、飲み物サービスや着替えスペース、シャワールームなどがあり、長時間のフライト前には快適に過ごせてよかった。
※2:ラウンジへの入室基準は航空会社や空港ごとに異なります。事前に航空会社や空港にお問い合わせください。
失敗談
◎空港まで電車。子どもがいる上に大荷物でとても疲れた。
◎気分転換しようと、機内のトイレでおむつ替えを試みたが、スペースが狭くて苦行だった。
◎ジュースを飲ませて耳抜きやらせようとしたが、渡すタイミングが早すぎて離陸前に飲み切ってしまった。
◎機内で絶対に寝かせようと、空港近くで夫と子どもを遊ばせたら、夫だけが寝てしまった。
羽田空港発着便の体験談のみのため、他の空港発着便では当てはまらないこともあると思います。ご容赦ください。
新幹線・小田急ロマンスカー
どんなもので飽きさせなようにしている?
◎飛行機の場合と同じく、おもちゃやおやつなどの夢中になれるアイテムを持つ。(飛行機の欄をご覧ください)
ごきげんに移動できる工夫
◎午前中のきげんのよい時間に出発した。
◎昼食の少し前の便に乗り、飽きてきたころに昼食をとり昼寝できるようにした。
◎乗車前に経由地のデパートの屋上などで遊ばせた。
◎席は1番前だと少し広くて、子どもも気に入った様子で乗っていた。
◎前の席の背もたれについている机を出したりしまったりしたがるので、1番前が取れない時は、前に人がいない席を取るようにしている。
ちょっと良い話
息子が乗車前に寝たため、仕方なくベビーカーに乗せたまま乗りました。乗り口付近の通路に立っていたら、通りかかった乗務員さんが、「車椅子用のスペースがある席に空きがあるのでどうぞ」と案内してくれました。そちらに皆で座ることができてありがたかったです。(小田急ロマンスカー)
電車
どんなもので飽きあせないようにしている?
◎0歳
車内では寝ていたので、ずっと抱っこしていた。
◎1歳~2歳前後
・お菓子をあげた。
・柔らかくてすぐに食べてしまうお菓子より、フランスパンなどのハード系のパンをかじらせていた。歯も数本しか生えておらずなかなか食べられないので、飽きずに食べていた。本人もうれしそうだった。
・乗る前に、おやつとお茶をあげて機嫌よくしておく。
・絵本で遊んだ。(おもちゃよりかさばらない。ミニサイズの本もおすすめ。内容は食べ物や電車・汽車など、子どもの興味があるもの)
・スマホで動物の写真を一緒に見る(そのためにtwitterで動物園のアカウントなどをフォローしている)
◎2歳半以降
様々なことに興味が広がるころ。電車に乗ること自体が楽しくなったり、できることが増えたりと準備が以前より大変ではなくなったという声も。
・車窓を眺めながら会話した。
・あえて各駅停車から急行など、乗り換えの回数を増やしたりして気を紛らわせる。
・お菓子をあげた。(こぼさなくて済むグミが便利だが、においが少ないもののほうが周囲にあまり気を遣わずよいかも)
・ひらがなを読めるようになってからは駅名を読んだり、駅の数を数えたり、しりとりなどをしている。
ごきげんに移動できる工夫
◎ラッシュ時の移動はできるだけ避ける。
◎寝るタイミングに移動。(1歳)
◎騒いでも途中下車できる各駅停車を選んだ。各駅停車は空いていることが多いというメリットも。
◎事前にバリアフリーマップを調べて電車の乗り継ぎを考えた。
◎行き先に授乳やオムツ替えのスペースがないと予想できたので、いくつかある乗り継ぎルートのうち、遠回りでも最後の乗り換え駅で授乳室を利用できる行程を選んだ。(0歳2か月)
◎混雑して立つことになるかもしれないため、抱っこひもは必ず持参。
失敗談
生後5か月、友人の結婚式に行った時の事。産後初めてのおでかけで準備するにもよくわからず。各駅停車に乗ったのにまさかの混雑。ベビーカーをたたむことにしたが抱っこひもを持っておらず。片手に子ども片手にベビーカーしかもヒールで立つというとても危険な目に。2時間かかったためついたころにはへとへとに。帰りはとても無理な状態だったためタクシー。おなかをすかせた子どもが泣き出したため、授乳ケープでこっそり授乳しました。(それからは必ず抱っこひもを持つようになりました。)
車
どんなもので飽きあせないようにしている?
◎寝るまでの間、夫婦でひたすら動揺をうたった。
◎好きな曲だけ集めたCDをかけた。
◎スマホ音源で動揺を流して、合唱。
◎音の出る本やおもちゃで遊ばせた。
◎車酔いしてしまう子には、本やおもちゃよりも、クイズやしりとりをして過ごしている。(ヒントを出したり3択問題にしたりすると、3歳前後の小さい子でも案外できるよう。)
ご機嫌に移動できる工夫
◎乗る前に授乳。車が動き出したら寝てくれたし、授乳間隔があいてしまうことによる乳腺炎を防げた。
◎停車すると泣くので、混雑はできるだけ避け、深夜に出発した。深夜は道もサービスエリアも空いていてよかった。
◎こまめにサービスエリアに寄り、体を動かして遊ばせた。
◎子どもの気分転換のためにあえて途中でコンビニに寄ることも。大人もトイレ休憩やおやつ調達ができ、一石二鳥。
◎2歳過ぎると、車窓を見てひとりで何か楽しんでいるよう。
◎車酔いをする場合は、着替えやタオルを多めに持つ。
失敗談
◎子どもが寝ているうちに出発。渋滞にはまり、授乳間隔がかなりあいてしまった。空腹で泣き出したので、車がほとんど流れていないのを確認し、やむを得ずチャイルドシートからおろして授乳。
◎同じく子どもが寝ているうちに出発。移動中全く起きず、乳腺炎になってしまった。
さて、いかがでしたか。公共交通機関では、周囲の人に『赤ちゃんなので、ご迷惑をおかけするかもしれません。』と、自分から声をかけるという人も。グズった時親切にしてくれる感じがするそう。一期一会の出会いに不意に助けられることも、親子旅ならではのことかもしれませんね。
今回記事を書いていて感じた事は、初めからうまくいったケースは少なく、移動するたびにたくさんの成功と失敗のエピソードがあるということです。私自身、2歳児子育て奮闘中で移動には苦労していますが、試行錯誤を繰り返しながらだんだん手のかからなくなるわが子の成長を喜ぶゆとりを持ちたいものだと改めて思いました。
皆様の快適でごきげんな移動の一助となりますように。
今年もこまえスマイルぴーれにお付き合いいただきありがとうございました。
それではよいお年を。
by むらちゃん