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HOME親子でおでかけ・遊び学ぶ・体験シリーズ<子どもの居場所・みんなの居場所> こどもの多摩里食堂~クリスマスおたのしみ会~

狛江で子育てをしている皆さんに向けて、狛江市内の子どもや親子の「居場所」に関する情報をお届けしている<子どもの居場所・みんなの居場所>シリーズ。
今回は狛江に6団体ある子ども食堂の中から、「こどもの多摩里食堂」の主催する「クリスマスおたのしみ会」(12月5日開催)にお邪魔しました。

コロナ禍の影響で飲食を伴う集まりはなかなか行えない現在、市内の子ども食堂はそのメイン活動である「子どもたちに食事を提供すること」が難しくなっています。
そんな中、例年は豪華なごちそうで話題になる「こどもの多摩里食堂」(以下、多摩里食堂)のクリスマスイベントが、今年は飲食なしで催されました。

手前味噌ですが、我々スマイルぴーれも今年の10月に、例年は商店街をパレードしているハロウィンパーティーの形をがらりと変えて、入れ替え制のフォトスポットを開催しました。
形式を変えてもイベントを実現したかった想いに共感を持っています。

「クリスマスおたのしみ会」の会場で、多摩里食堂代表の西尾圭さんをはじめ、スタッフの皆さまにお話を伺いました。

こどもの多摩里食堂

まずは多摩里食堂ってどんな団体?という紹介から。

もともとは高齢者向けの会食会を行っていたグループから始まったという多摩里食堂。
「みんなで食べると、もっと美味しい」を合言葉に、5年前から市内東和泉の多摩里集会所で月1回、子ども食堂を定期開催しています。
学校の長期休みに合わせたおたのしみイベントや、狛江市主催の居場所事業での食事提供など、子どもたちと楽しく食卓を囲む場づくりにこだわって活動してきました。

活動を支えるのは料理好きのボランティアスタッフ。
いわゆる子育て世代よりはもう少し上の、祖父母世代にあたるメンバーが中心となっています。

今年の3月以降、定期の子ども食堂は休止している状態ですが、お弁当や食材の配布などの形で小規模の活動を続けていました。
今回取材に伺ったのは参加者として小学生50名を募集した大がかりなクリスマス会。
実は、例年の多摩里食堂のクリスマス会はさらに大規模なもので、例えば昨年のクリスマス食事会は小学生90名を集めて行いました。
たくさんのごちそうがふるまわれ、先着順の参加枠があっという間に埋まってしまうことでも有名なクリスマス会です。
5回めとなる今年、スタッフの皆さんは開催を迷われたとのことですが、楽しみが少なくなってしまった子どもたちに豊かな時間を過ごしてほしいという想いから、飲食なしでの開催が実現しました。

チラシの写真

クリスマスおたのしみ会

例年のごちそうはなしでも、例年同様、予約開始日の朝に定員枠が埋まってしまったという「クリスマスおたのしみ会」。
会場の中央公民館地下ホールに到着すると、あちらこちらに手作りのクリスマス飾りが施され、温かい雰囲気でいっぱいでした。

看板の写真
飾り付けの写真

会場では、スタッフの数が多かったことも印象的でした。
多摩里食堂のスタッフとして普段から活動するメンバーの他に、公民館職員や狛江第一小学校の保護者、出演者の方々など、多くの大人たちが関わり、子どもたちの喜ぶイベントを実現させようとしている意気込みを感じました。

感染対策

スタッフの皆さんが何よりも重視していたという感染対策。
受付にはサーモカメラを設置し、来場者の体温をばっちりチェックしていました。
会場の出入りの際にはその都度アルコールでの手指消毒を行います。

受付の写真

待機列が密にならないように間隔を空けてつけた目印には子どもたちの手による可愛らしいクリスマスイラストも。

目印の写真1
目印の写真2

座席はプラスチックのパーテーションでしきられ、50人の参加者が密にならない工夫がされています。
会の合間には換気の時間もとられていました。

会場の写真

楽しい出し物

お楽しみの出し物は、狛江おはなしの会くーすけのおはなしから。
読み聞かせではなく、本なしで子どもたちのほうを向いて話す「語り」のスタイルで、クリスマスにちなんだお話を3編披露しました。

お話の会の写真1
お話の会の写真2

お次は 調布マジッククラブによるマジック。
鮮やかな手さばきに歓声が上がりました。

マジックの写真1
マジックの写真2

百万人のクラシックライブによるピアノとヴァイオリンの演奏。
声を出して皆で歌うことはできない状況ですが、手拍子や手作りマラカスでの合奏が盛り上がりました。

ライブの写真1
ライブの写真2

最後は永井由里さんのヴァイオリン演奏。
情熱的な音色に子どもたちは半ばびっくりしながらもひきこまれていました。

ヴァイオリン演奏の写真1
ヴァイオリン演奏の写真2

ずっと着席したままのイベントとなるため、待ち時間や休憩時間にも手遊びやミニゲーム、立ち上がっての体操などがあり、参加した子どもたちを飽きさせない工夫が随所に見られました。

会の終了後、子どもたちに感想を聞きましたが、「来てよかった!」「マジックが本当にすごかった!」「ヴァイオリンが素敵だった!」と目を輝かせていました。

お土産

会の最後にはたっぷりのお土産も。
あんまり大きな袋なので、気になって参加者の一人に中身を見せてもらいました。

お土産の写真1
お土産の写真2

サンタとトナカイの絵柄の紙袋の中には手作りの折紙ボックスや市から提供されたマスクホルダーのほか、たっぷりの食品が。
こちらは主に東都生協の「未来につなぐ募金」活用事業による商品利用で、内容のセレクトは多摩里食堂スタッフが行ったとのこと。
みんなで食事ができないぶん、家に帰ってからお腹いっぱい食べてほしいという気持ちから、お菓子だけでなく食事になるお土産も用意したそうです。

コロナ禍での子ども食堂の役割

今回のイベント開催は「当日を無事に終えられて当たり前」という緊張感を持って臨んだという西尾さんはじめスタッフの皆さん。
感染対策には万全を期したものの、それでも絶対はないとおっしゃる西尾さんたちが、リスクを踏まえたうえで今回の会を開催した背景には、子どもたちのために何かをしたい、子どもたちの笑顔を支えたいという想いがありました。

コロナ禍で平常の活動がままならない中、西尾さんたちスタッフが考えてきたのは「今だからこそ子ども食堂を必要としている子どもたち」の存在です。
給食のない休校期間にひとりで自宅で過ごしていた小学生や、不況で暮らしの余裕がなくなったひとり親家庭など、コロナ禍の今だからこそ助けが必要な子どもたちがいるはず。
しかし、様々な制約がある現状では、これまでの活動で繋がりのある家庭を中心にささやかなサポートをするのが精いっぱいだと西尾さんは語ります。

板挟みの状況で自分たちに何ができるのかと活動を模索する中、子どもたちが例年楽しみにしているクリスマスイベントを開催することは、スタッフの念願でもありました。
たくさんの子どもたちが楽しく過ごすイベントを今年も実現できたことで、多摩里食堂という存在が広く知られ、困っている子どもたちに手が届くひとつのきっかけとなるかもしれません。

事態収束への兆しはいまだ見えない中、今後の活動については未定との話ではありましたが、料理好きのスタッフの皆さんが思う存分腕が振るえる日が一日も早く来ることを願っています。

飾り付けの写真

by むーちょ

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