講座に行ってきました
どうも、ひろたです。
2025年10月31日、たんぽぽにて行われた「ことばがのびる上手な子育て」という講座に行ってきました!
https://fukushi.unchusha.com/komae/tanpopo/otayori/20251031kosodate.pdf

この講座は、1歳以上のお子さんとその保護者を対象に、言語聴覚士の中川信子先生がことばの発達や育ちについて直接お話くださる会です。会場にはおもちゃスペースも用意され、子どもといっしょにお話を聞ける穏やかで有意義な時間でした!

中川信子先生について
中川信子先生は、長年にわたり「ことばの発達」や「子どもの育ち」をテーマに全国各地で講演や相談活動をされている言語聴覚士です。
特に“ことばが出ない・遅い”と感じる子どもや親御さんへの支援を行っており、関連する著作も多数あります。
今でこそ小児への発達支援は地域に根付いていますが、それを行ってきた先駆け的存在の方なのです!
狛江にも長年寄り添ってくださっており、今回のような講座はもちろん、健診の担当や地域としての発達支援のサポートもしておられたそうです。
感想
今回は申込制の講座だったため内容の詳細は割愛しますが、印象に残ったことをいくつか書き留めておきます。
(講座の内容が気になる方は、まず中川先生の本をお読みになることをおすすめします!)
まず何より、小さな子どもと気軽に参加できるスタイルが何よりありがたいと思いました。
私は一人での参加でしたが、参加されていた10名程度の親御さんのほとんどが、小さなお子さんを連れていらしていました。
保育ボランティアさんもいらっしゃるから静かに安心して聞ける……というはずもなく笑
子どもがはしゃぎ遊ぶ中での講座。でもむしろそれが良かったのです。
中川先生ご自身も、子どもたちが元気に遊ぶ中でのお話に慣れていらっしゃって、終始穏やかにされていたのが印象的でした。
「子どもは遊んじゃうよね、いいよ。お互い様ですよ。」という空気の中で進んだ時間は、とてもパパママの気持ちに寄り添っているなあと思いました。

特に心に残ったのは、冒頭で先生が言われたこの言葉。
「どんな子育てをしても、子どもは育ちます。」
この一言に、私はすごく救われた気持ちになりました。
つい「こうしなきゃ」「遅れてるんじゃないか」と焦りがちな日々の中で、肩の力がふっと抜けました。
そもそもこういった講座に参加される方は、自分の子どもの発語に不安があったり、もっと勉強したりしなきゃと足を運んできたのではないかと想像します。
そんな勉強熱心な親御さんに対してのはじめの言葉。長年小児の発達支援を行ってきたプロフェッショナルが言う言葉には、優しさと重みを感じました。
また、狛江市内で利用できる発達支援の窓口や制度についても、先生が丁寧に紹介されていたのが印象的でした。こういう“現場の情報”はネットではなかなか見つからないので、本当にありがたかったです。
最後のQ&Aもとても貴重な機会だと思いました。
どうしても、低年齢のうちは言語聴覚士などの専門家にすぐつながるのが難しい現状があります。そんな中で、こうして気軽に専門家に相談できる場があるのは本当に貴重だと感じました。
私も思い切って質問してみました。
「低年齢では診断が出ず、発語やことばの発達に不安を抱える親御さんも多い。その親御さんに向けたアドバイスがあれば教えてください。」
中川先生の答えはこうでした。
「私たちは『様子を見ましょう』とは言わないようにしています。そのうえでアドバイスをするなら、『まずはたくさんからだを動かしましょう。からだを動かすことが、ことばの土台のひとつです。』」
この言葉も、とても深く心に残りました。
ことばの前に“からだ”がある。あたりまえだけど、忘れがちなことですよね。
つい目の前の課題に向き合いがちですが、日々の生活や遊びが、なによりも重要なのだと改めて身が引き締まりました。
最後におすすめの本をご紹介
講座の最後に先生が紹介されていた本を一つ紹介して、この記事を終わりたいと思います。
寺田奈々さんの著書『子どもとのコミュニケーションがどんどん増える!0~4歳 ことばをひきだす親子あそび』(小学館)
https://www.shogakukan.co.jp/books/09311428
実は私も以前から持っていた本なので、中川先生がおすすめと仰ってすごく嬉しかったです。
「私の感性は間違っていなかった!」と自信がつきました笑
私自身子どもに向き合う中で様々な本を読んでいますが、この本は本当におすすめです。
ことばの発達の成り立ちがわかりやすく説明してありますし、なにより発達を促す遊びや関わりが具体的にたっぷりと載っているんです。
発達順に掲載されているので、「このページの遊びは楽しくできたから、次はこのページの遊びをやってみよう!」と自然と導かれる流れになってるのがありがたい。
電子書籍でも売られているので、ぜひご興味のある方は調べてみてくださいね。
おわり
改めて、貴重な機会に参加できて本当に良かったです。
この講座は定期的に開催されているみたいなので、行ってみたいなあと思った方は狛江の広報誌やたんぽぽのサイトをチェックしてみてくださいね。
それでは。