梅雨…子どもたちにとってはちょっと退屈しがちな季節になりました。「室内でも楽しく遊びたい!」「いろんな工作をしたい!」という方におすすめしたいプログラム「たてGの段ボール工作教室」(プログラム名は実施施設によって異なります)。今回は、6月11日(木)に和泉児童館で開かれたプログラムの様子をお伝えします。
毎回大人気の工作教室
講師は、「たてG」の愛称で子どもたちに親しまれている立島廣(たてじまひろし)さん。狛江市在住で、かつて設計のお仕事をされており、退職後は和泉小学生クラブ(現:宮前小学生クラブ)の支援員補助を務めていました。
段ボール工作教室が始まったのは5年前。「子どもたちの遊びのネタを増やしたい」という思いから、小学生クラブの室内に丸や三角、四角の形に切っておいた段ボールを置いておいたところ、子どもたちがそれを自由にテープで貼り合わせて夢中で遊んでいたことがきっかけだそうです。現在、和泉児童館では月に1度、「たてGの段ボール工作教室」を開いています。
集まったのは小学校1~3年生の子どもたちで、リピーターも多々!毎回大人気のプログラムで、申し込みが始まるとすぐ満員になってしまうそうです。
1人に1つずつに配られた工作キットは、ある程度立島さんが車を組み立ててあり、パーツが売り物のようにきれいに封入されていました。子どもたちは工作キットを手にした瞬間から「早く作りたい!」「開けていい?」と声を上げ、待ちきれない様子でした。この日は「平ボディーダンプトラックを作ろう!」ということで、ダンプカーのキットを組み立て、車体に色を塗ってオリジナルの1台を作りました。どの子も自分の思い通りに仕上げようと夢中で取り組んでいました。
ダンプカーは本物のように荷台が上下し、車輪は削った割り箸でつないで回る仕組みになっています。細かい部分まで本物そっくりの緻密な作りになっているため、どの作品も見入ってしまいます。子どもたちは自分の作品が出来上がると満足した表情で、大事に持ち帰っていました。



※「たてGの段ボール工作教室」は和泉児童館や岩戸児童センターなどの児童館や子ども家庭支援センター「たんぽぽ」で実施しています。イベントの企画や対象年齢(乳幼児・小学生など)により実施場所が異なります。こまえ子育てねっとや各施設が毎月発行しているおたよりでご確認ください。
「作ることが好き」
段ボール工作は50種類以上のレパートリーがあり、工作教室では毎回違うものを作るそうです。どれもまず図面に起こして試作、修正して工作キットに仕立てているとのこと。使用する段ボールは柔らかいと強度が出ないので、5㎜の厚さで工作に向くものを選んでいます。いろいろな車の写真を見て特徴をつかみ、強調したり省略したりして子どもたちが作りやすいようにアレンジしているそうです。
このように、毎回子どもたちが満足するような内容を考え、何人分もの細かいパーツを用意するのはとても大変なことだと思いますが、立島さんはどのような思いで活動されているのでしょうか。立島さんにお話を聞きました。
「(いろいろな車の)図面に起こすことや段ボールで工作をすることはとても楽しいので、苦になりません。また、図面が形になっていくのは面白いものです。子どもたちが喜んでくれることも嬉しいですし、毎回予約でいっぱいだと聞いて励みになります。また、色塗りをする子どもたちの色彩感覚は素晴らしく、見ていて驚かされますし、楽しいですね。」
「この5年間で、工作のやり方を変えるなどして改善しています。工夫を重ねて続けていくことでよりよいものになっていくと思います。どの子もちゃんと作れるように、(一番下の学年の)1年生が作ることをイメージして準備しています。難しい部分は作ってあげること、子どもたちが上手に作って満足感を得られるようにすることを心掛けています。おうちの方にもよいものを見てもらいたいですね。」


編集後記
お話をうかがって、立島さんは「作ることが好き」という思いをもち続け、工作教室を通して子どもたちに広げていると感じました。参加している子どもたちも工作に夢中で取り組んでいて、「もっと作りたい!」「次回も参加したい!」と話していたのが印象的でした。1枚の段ボールからこんなに素敵な作品ができることはとても魅力的で、「やってみたい!」という気持ちがどんどん膨らむプログラムでした。
自分の特技や趣味を生かして、地域の子どもたちのために活動してくださる方々にこれからも注目してきたいと思います。
まちゃ