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HOME子育てあれこれその他の保育施設狛江市ファミリーサポート 利用までの道のり~part2

前回のpart1では、事業説明会に参加したところまでをレポートしました。
part2では、入会申込兼登録書をファミリー・サポート・センターに提出してから、子どもをサポート会員さんに
預けたところまでをレポートします。

まずは会員証を手に入れよう!

前回のレポートにもあった、利用までの流れのフローチャートをもう一度確認しましょう。

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まずは、「入会申込書兼登録書」に記入・捺印の上、自分の写真を2枚用意して提出します。*子どもの写真じゃない!

後日、郵送またはセンターで受け取ります。もし、近日中に事前打ち合わせをするようなら、打ち合わせ当日に会員証を
受け取ることもオッケー。

次に、具体的に預けたい日程が決まってる場合も、いずれ利用する時に備えてサポート会員さんを見つけておきたい
場合
も、センターに連絡して、事前打ち合わせをセッティングしてもらいましょう。
この打ち合わせの日までに、「事前打ち合わせ票」に記入・提出して、ニーズに合ったサポート会員さんを探してもらいます。

子どもと一緒に事前打ち合わせ

サポート会員さんと、こちらの予定に合わせて、ファミリー・サポート・センターにて事前打ち合わせを行います。

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打ち合わせ場所は、子どもたちが遊ぶひろばの一角にあるテーブル。

時間になり、いよいよドキドキの初対面!
ご自身もお子さんを持つ、やさしそうな女性が着席。

センターの人の進行で、自己紹介や、どこに住んでいるのかなどの説明があり、
サポートして欲しい内容を「事前打ち合わせ票」を見ながら確認をします。

どんな会話してるの?

実際にどんなやり取りがあったか、一部ご紹介します。

預けるママ    「主に、上の子の幼稚園の行事参加の時に預けたいんですが、朝は何時頃からお願いできますか?」
サポート会員  「そうですね、9時20分以降ならお預かりできますよ。ただ、保育園の仕事が入ることもあるので、
           事前に予定が分かって早めに予約してくれれば、予定を空けておけますよ。」
預けるママ    「赤ちゃんを預かったことってありますか?」
サポート会員  「ありますよー。以前、月に1度は赤ちゃんを預けて息抜きにランチしに行くっていうママがいましたね。」

サポート会員  「今はミルクですか?離乳食は始まりましたか?おやつは食べますか?」
預けるママ    「離乳食は少しずつ始めました。あとはミルクです。おやつはまだ与えたことないです。」
センター 「事故を防ぐためにも、赤ちゃんの食べ物はママさんがすべて用意して、それをサポート会員さんが
           食べさせてあげる、という形をとりましょうねー。」
預けるママ    「預ける時に泣いてしまっても大丈夫ですか?」
サポート会員  「どんな子も最初は泣いても、10~15分くらいすると泣き止むので、大丈夫ですよー。」

他にも、子どもの好きなことや嫌いなこと、性格なども細かく確認していました。
気になることがあれば、どんなに些細なことでもドンドン質問しましょう。

 

専業ママが息抜きに使ってもいい!

5年前くらいまでは専業ママが「ランチに行って息抜きしたい」「美容院に行きたいから」という理由でファミリー・サポートを
利用する人が多かったのに、ここ最近はワーキングマザーの利用がほとんどを占めている、という話が出ました。

どうやら、待機児童問題が、影響を及ぼしているようです。

希望の保育園に入れず、預かり時間が短い園にやむなく入園。
残業ある日は、お迎え時間に絶対間に合わない。そこで、サポート会員さんに送迎とお預かりをお願いしている、というケースもあるみたい。

しかし、ファミリー・サポートは保育園と違い、利用者が働いているか否かは関係ないのが特徴。
数時間だけ、手を貸してもらって息抜きすれば、帰ってきた後は子どものかわいさ倍増ですよ!

ドキドキの2時間

面接も終わって、いよいよサポートをお願いする日。
10時半から2時間、6か月の赤ちゃんをサポート会員さん宅で預かってもらいます。
持ち物はこちら。

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 ミルクセットにお着替え、オムツセット、お気に入りのおもちゃもバッグに入れて、いざ出発!
預けて玄関を出るとき泣かれるかしら・・・・

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ママ 「おはようございまーす。今日はよろしくお願いします。」
お世話グッズが入ったバッグを、サポート会員さんに託します。

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あら、ぜーんぜん泣かない!キョトンとしてたけど、素直にサポート会員さんに抱っこされてます。

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これ、サポート会員向けの講習で習った、手作りおもちゃだそう。

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30分お昼寝してから、ちょっと遊んだら用事を済ませたママがお迎えに来ました。
そこでも、特にリアクションなく、「なんか、さみしい・・・」とママ。
人見知りしない、穏やかな子なんですよ。ママ以外とでも楽しく過ごせたってのも、良い経験になったじゃない!

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最後に、サポート時間や料金の確認、サポート中の子どもの様子を伝え聞いて、終了!
「一人でサクサク用事済ませられて、助かったー!」と晴れ晴れしたママの笑顔が印象的でした。

初めてサポート利用したママの感想

―以前、ベビーシッター絡みの大きな事件があったので、最初は知らない方に赤ちゃんを預けるのは不安でした。
  でも、預ける前にサポート会員さんにお会いできたので、少し安心しました。
  毎回、同じ方に預かっていただけるところもいいなと思いました。
  子どもも慣れてくれて、預けることを「可哀相」と感じなくなれば、用事のある時だけでなく、息抜きにも利用したいです。―

登録までの敷居が高いという声も

サポートを受けるまでには、
1.説明会に出席
2.入会申込書を提出する。(郵送でも可)
3.サポート会員さんとの面接のため、ファミリー・サポート・センターに出向く。
と、3段階が必要。
乳児を抱えていて外出がままならない人や、会場からおうちが遠い人にとっては、なかなかの大仕事ですよね。

 

それでも、何度も出向くことの意味

この活動は、あくまでもボランティア。
サポート会員さんの好意で成り立っています。

そして、サポート会員さんにも家庭や生活があるのです。
さらには、お金でサービスを売ってるわけではないので、急な依頼はお断りをすることもあります。
そういった活動の趣旨を、良く理解した人に利用して欲しいという、センター側の思いもあるのです。
そのために、何度か足を運んでもらって、段階を踏んで活動について知ってもらうことが大事になります。

保育園の送迎やお預かりなどをしてもらう。それに対して、お礼としてお金をお渡しする。
支払うのは保育料ではなく、謝礼なのです。

ただ、緊急でサポートが必要な場合は、まずはファミリー・サポート・センターに電話でご相談してみて下さい。

 

サポート会員さんの好意に甘えすぎないのが、心地よい関係を保つ秘訣

利用回数を重ねるごとに、利用会員さんの甘えも出てきて、
「今日これからすぐ預かって!」
「22時のお迎えに間に合わなそうなのでそのまま預かっててください」
と無理なお願いを、 ”何度も” 繰り返してしまうと、さすがにサポート会員さんも困ってしまいますね。

利用側も、最初に説明された約束を頭に入れて、節度をもってお願いしましょう。

説明会の回数をもっと増やしてくれませんか?

それはそうと、やっぱり月1回の説明会じゃ少ないと思いませんか? 
”説明会を予約したけど、当日子どもが体調崩してキャンセル。次の説明会は1か月後・・・”
この時点で、心が折れるママもいると思います。

利用したいと思う日までに、登録まで辿りつかなくて、結局利用できず。これでは、絵にかいた餅ですね。

そこで、
1.説明会を乳児健診や集団予防接種の時に開催してもらいたい
2.月に2回は説明会を開催して欲しい
このいずれかでもいいから、実現してもらえないか、お願い!!

気になる、お答えは・・・・・

「検討してみます。」

確かに、いきなりのムチャぶりだし、即答は難しいですよね。
めげずに今後も、実現に向けて働きかけていこうと思います。

 

今月は、7月16日に事業説明会があります。事前に電話予約をして下さい。
詳しくはこちら→ こまえ子育てねっと

地域の人たちと一緒に子育て

昔は、当たり前にやっていた、地域ぐるみの子育て。
しかし、
―隣人がどんな人か良く分からない
―頼ることで、近所の住人たちに自分の家庭の事情もさらけ出さなければならない煩わしさ
―ずうずうしいと思われないかという不安
―頼ったらお礼もしなきゃいけないし、気も使う。ならば、業者を頼ってお金で解決できる方がラク
様々な理由で、ギスギスした雰囲気の中、孤育てする私たち。 
でも、隣近所にどんな人が住んでいるか分かって、親の目が届かないところで見守ってくれれば
こんなに安心なことはない、と思うのです。
あたたかい地域のつながりを形にしたのが、このファミリー・サポート事業。
人は1人では生きていけない。
そんな当たり前なことを、この活動を通して子どもに伝えられるのではないでしょうか。

 

 by shino のん

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