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HOME親子でおでかけ・遊び公園国際自然大学校ってどんなところ?
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世田谷通りを狛江方面から喜多見へ向かう途中にあるこの建物を見たことはありませんか?二の橋の交差点、びっくりドンキーの斜め向かいにあります。

茶色の外壁が特徴の国際自然大学校の建物の写真
大きな看板が目立つ国際自然大学校の建物の写真

国際自然大学校って何をしているところなの?会社なのか、学校なのか、大学なのか・・・?そんな風に思ったことがある人は、私だけではないはず。ぴーれメンバーの1人のママが、学生時代にこちらでボランティアをしていたということで、今回思い切って取材に行ってみることにしました。

国際自然大学校とは?

今回の取材に快く答えてくださったのは、事業部長の小比類巻友紀子さん。語り口は静かで落ち着いていらっしゃるのですが、内に秘める熱いものが感じられ、私もいろいろな質問をしてきました。

国際自然大学校とは何をするところですか?

NPO法人「国際自然大学校」は、全国的に展開し活動している自然学校です。年間、シーズン毎の子どもキャンプ・大人の自然体験、自然体験活動プロ指導者養成など、様々な体験型の野外教育・環境教育プログラムを通し、人材育成を行っている団体です。幼児からシニアまで、年齢に合わせて様々な活動をしています。また、施設の指定管理や受託運営も行っています。
国際自然大学校は、National Outfitters Training Schoolの頭文字を取って、「NOTS」とも呼ばれています。

白地に緑で書かれた看板の写真

山梨の日野春校、栃木の日光霧降校、沖縄校、横浜校など全国にあるのですが、この岩戸北にある東京校が本部事務局だそうです。

どのような理念のもと、活動しているのですか?

自然や人とのかかわりの中で、人生を前向きに生きている人『アウトフィッター』を育てることです。「365日自然体験!」をスローガンに、たくさんの人に自然体験をしてもらえるよう活動しています。
1.感じ・考え・行動する力をつける→トライ&エラーを繰り返し、継続性による体験を積み重ねることで成長する。
2.多様な「人」とのかかわりから学ぶ→新しい友達・仲間を作る。親でも先生でもない大人(スタッフ)との出会い。
3.「自然」とのかかわりから学ぶ→自然の中での発見・感動・探究。自然の中で心も体ものびのびと。
4.現代社会で不足している実体験の機会→道具を正しく使うスキル・創意工夫する力を養う・自分の身は自分で守る。

どのような方が働いているのですか?

人(特に子ども)が好き、自然が好きというのが大前提です。人と関わって何かを達成することに喜びを感じています。常勤職員は、キャンプディレクターとして自然体験活動の企画・運営・指導に携わっています。年間を通して、自然体験活動に必要なスキル、安全管理に関する研修を行っています。保育士や小・中・高等学校の教員免許等、様々な資格を持っている者も多く、個性豊かなスタッフばかりです。年齢も20代から60代と幅広く、男女比もほとんど同じです。自然体験活動だけでなく、広報活動や活動報告も大事な仕事です。
また、正規職員の他に学生や社会人のボランティアもたくさんいます。元気で明るく「子どもと接するのが好き!」という人達です。ボランティアの方も、キャンプカウンセラー勉強会で、子どもの心理・自然体験活動に関するスキルや安全管理について学んでいます。また、事務として働くパートの方もいらっしゃいます。

長机と椅子が並ぶ会議室の写真
奥行と幅がある、広い物干し場の写真

本部事務局2階にある会議室では、職員の方がより良い活動を目指して、活発な話し合いをしているそうです。魅力的なキャンプのアイデアもここで生まれているのですね。2ヵ月に1回程度、理事長である佐藤初雄さんが職員の方々に話をして、国際自然大学校として大切なことがぶれないように意思の統一を図っているそうです。
広い物干し場を発見!キャンプ後には職員の方の用品や道具がずらっと並ぶとか。安全かつ充実した活動にするためには、道具の準備や片付けも大事ですね。

狛江在住の幼児や小学生でも楽しめますか?おすすめのプログラムがあれば教えてください

子ども体験教室

国際自然大学校の主軸となっているのは「子ども体験教室」で、これは一貫したプログラムで構成した年度単位の活動です。年中・年長児を対象にした「キッズコース」、小学1・2年生対象の「ビギナーコース」、小学3年生から6年生まで対象の「フロンティアコース」、小学5年生から中学3年生まで対象の「パイオニアコース」があります。同じメンバー、スタッフが1年間活動を共にし、継続した関わりを持つことで、個の成長とグループの成長を促します。活動を重ねるにつれて難易度を上げ、チャレンジの場を増やしていきます。

夏キャンプ

通年型プログラムの他にも季節ごとにキャンプを企画しています。今は夏キャンプの申し込みが始まっています。年中~小学2年生を対象にした多摩川河川敷で行う「真夏のデイキャンプ」は、日帰りのプログラムなので、初めてのお子さんがチャレンジするのに向いています。また、「昆虫キッズキャンプ」「はじめての川遊び(1泊)」も人気があります。

ノッツ森のようちえん のあそびくらぶ

小さい子を対象にしたプログラムに「ノッツ森のようちえん のあそびくらぶ」があります。幼稚園・保育園に関係なく、子どもたちが集まり、自然遊びをしています。遊びは、その日集まった子どもたちと決めています。決まったプログラムはなく、子どもたちが自由にのびのびと過ごします。
≪のあそびくらぶ おさんぽ≫毎週水曜10時~12時/多摩川河川敷にて 2歳~未就園児
≪のあそびくらぶ すいようび≫毎週水曜14時30分~16時30分/多摩川河川敷にて 3歳~6歳未就学児
≪のあそびくらぶ 1DAY≫月1回のデイキャンプ10時~16時/多摩川河川敷にて 3歳~小学2年生
≪のあそびくらぶ えんそく≫秋冬ならではの遊びをしに行きます 10時~16時/都内郊外・神奈川県内の緑地公園 3歳~小学2年生

国際自然大学校を知るはじめの一歩として、「ノッツ森のようちえん のあそびくらぶ」は、気軽に参加できるプログラムだと思います。

狛江の子どもたちや保護者に向けて、メッセージをお願いします

まずは私たちの活動を広く知っていただきたいです。春・秋に自然体験フェスタを多摩川河川敷にて開催しておりますので、興味を持たれた方は是非いらしてください。狛江は多摩川もあり、本当に良いところです。
自然体験活動は、自然を相手にしているので予想外のハプニングもあります。でも、その経験が楽しさややりがいに繋がり、チャレンジ精神を培っていくと思っています。何もないところから創意工夫して遊びを作り、遊びを通して気づく楽しさを子どもたちに味わってほしいです。たった2時間の活動でも子どもたちは成長します。活動前にはママから離れられなかった子が、ママが迎えに来る頃にはたくましい笑顔を見せてくれることも多々あり、私たちも嬉しく感じています。自然の中で様々な人と関わり社会性を高め、体験を通して【感じ・考え・行動する力】を身につけることが大切であると考えています。

建物外に設置された掲示板の写真

今回取材させていただき、初めて「アウトフィッター」という言葉を知りました。自然や人とのかかわりの中で人生を前向きに生きられたら素敵ですよね。東京だから自然と触れ合えない訳ではないのですね。ちょっと足を延ばせば、東京近郊にも自然体験できるところはたくさんあるし、何より狛江には多摩川という素晴らしい自然が身近にあります。
国際自然大学校には、本当に様々なプログラムがあり、そのバリエーションの豊かさに驚かされました。ここではとても紹介しきれないので、是非国際自然大学校のウェブサイトを見てみてください。写真の通り、本部事務局の前の掲示板にも夏キャンプのパンフレットが置いてあるので、それを持ち帰ってじっくり読むのもいいですね。私も小学3年生の娘と年長の息子に、この夏どれかの自然体験活動に参加させたいです!

by リン

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