狛江には、たくさんの子ども食堂があるのはご存知ですか。
子ども食堂は、主に地域の団体やNPO等が主体となり子どもやその保護者に対して、
無料または安価で食事を提供する取組みで、
子どもの孤食を減らし、子どもが安心できる地域の居場所づくりと、
保護者への子育て支援を目的として実施されているものです。
狛江にある子ども食堂さんを1軒ずつご紹介する企画、第4弾は、こども食堂ひかりっこです。
こども食堂ひかりっこ
こども食堂ひかりっこは、2022年1月から、月に1度、
お子さんとそのご家族向けの食堂としてスタートしました。
多摩川キリスト教会内にあるホールで実施されている子ども食堂で、
毎月第1木曜日の15:00〜18:30の間に提供されています。
毎月なんと180名もの方が利用されているそうです。
しかも、取材に伺った11月の実施日は、15:00にスタートしたにもかかわらず、
記者が到着した16:00すぎにはなんと完売!
普段の夕ご飯の時間に来たのでは売り切れてしまうので、
こども食堂のある日はご飯を早める利用者さんや、テイクアウトにしてご自宅で召し上がる利用者さんなど、
各々が工夫しながらこども食堂を活用されているようでした。
今回お伺いしてみて、その規模にびっくり。
広いキッチンに大きなお鍋がずらり。
スタッフの方は、教会の方を中心に6名、
加えて、Webサイトや社会福祉協議会等からのご紹介でお越しいただくボランティアの方も12名前後で、
いつも運営されているそうです。
食堂の様子
取材に伺った11月のメニューは、5色丼、味噌汁(イートインのみ)、一口大福。
ぜひ私も実食したかったのですが、残念ながら完売だったため、この日は見学のみとさせていただきました。
大量の食材は、なかなかの迫力。そして彩り豊かで、見ているだけでも気分が上がりました!
これらの食材は、
フードバンク狛江、パルシステム東京、JAマインズ狛江地区女性部有志、むすびえを通した企業様からのご提供や、
地域の方々からのご寄付など、
様々なところからご協力いただいているそうです。
利用者の方何名かにお話を伺ってみましたが、
皆さん、いつも様々なメニューで、どれも美味しい!と喜んでいらっしゃいました。
また、スペースがとても広いのを活かして、10名を超えるグループで仲良く団欒しながら食べている姿もありました。
食事の前後には、子どもたちは広場で遊ぶこともできるので、
思い思いの楽しみ方をされているようでした。
また、保冷バッグを持参してテイクアウトをされている方もいらっしゃいました。
月によって家族のスケジュールが異なるので、食堂を利用することもあれば、テイクアウトをすることもあるそうです。
主催者の想い
責任者の吉田さんにお話を伺いましたが、
大人も子どももみんなが愛されている大切な存在であることが伝わると嬉しい、
食数が限られるので全員にお食事をお出しすることは難しいものの、地域の方々が困ったときに気軽に頼れる場所でありたい、
というお言葉をいただきました。
そして利用者さんは、どなたもこども食堂ひかりっこを必要としていて、
皆さん、笑顔でリラックスしながら楽しんでいる様子がとても素敵で、
きっと吉田さんの想いがしっかり届いているんだろうなと思いました。
完売は早いですが、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
なお、以下の場合は前日まで予約可能です。詳細はお問い合わせください。
・子どもだけで会場食する場合
・シングル家庭、生活困窮家庭、単身赴任家庭、産前産後、介護、体調不良等の場合
・前月来た時に完売だった場合
【こども食堂ひかりっこ詳細】
場所:多摩川キリスト教会ホール(岩戸南4−2−5)
開催:第1木曜日 15時〜18時30分
連絡先:hikarikko.dining@gmail.com
参加費:子ども無料、保護者300円
交通:狛江駅南口から宇奈根行きバスで約5分 六小通り入口バス停より徒歩2分、自転車置き場有り、駐車場1台程度有り
オムツ替えスペース:有り
子ども用トイレ:なし