狛江には、たくさんの子ども食堂があるのはご存知ですか。
子ども食堂は、主に地域の団体やNPO等が主体となり子どもやその保護者に対して、
無料または安価で食事を提供する取組みで、
子どもの孤食を減らし、子どもが安心できる地域の居場所づくりと、
保護者への子育て支援を目的として実施されているものです。
狛江にある子ども食堂さんを1軒ずつご紹介する企画、第5弾は、みんなの居場所です。
みんなの居場所
みんなの居場所は、2017年6月から、
食を介して地域でゆるやかなつながりを持ち、安心して多世代が交流できる居場所としてスタートしました。
西河原公民館の料理実習室でスタッフの方が作ってくださるご飯を会食形式で食べるのが基本ですが、
テイクアウトも可能(食中毒対策のため6〜9月は会食のみ)です。
環境配慮の観点からテイクアウト用の弁当容器は紙製品となっており、
汁物や弁当容器に入らないものは、会食の方のみに配膳されているそうです。
会食の際には、子どもたちと一緒に料理をする企画があったり、
工作やゲームをする月と、絵本の読み聞かせをしていただく月が交互にあったりと、
食事をきっかけに様々な交流がしやすい環境があるのが、みんなの居場所ならではの特徴です。
取材でお伺いした12月は、みんなでクリスマスツリー作りや、ハンドベル演奏、ハンドベル体験等を楽しみました。
当日は、未就学児のお子さん連れのご家族や小学生を中心に、幅広い世代の参加者が集まっていました。
特に印象的だったのは、小学生のお子さんの多さです。
友達同士で誘い合わせて、家族ぐるみで遊びに来ている方が多かったです。
利用者さんは、元和泉、中和泉、和泉本町の方を中心に、市内全域から参加されているとのことでした。
スタッフの方は、皆さまボランティアで11名、
また、時々手伝ってくれるボランティアの方も数名いらっしゃいます。
いただきます!!
取材に伺った12月のメニューは、ミートローフ、マッシュポテト・温野菜添え、スープ、ケーキでした。
朝早くからスタッフの方が準備してくださるお食事は、いつも、50〜60食ほど提供されているそうですよ。
この日は、クリスマスが近いということもあり、とっても可愛く彩られたプレートです。
子どもも大人もワーっと歓声が上がっていました。
狛江市や生活クラブ生協狛江地域協議会の協賛に加え、
食材・食品は地域の方やフードバンク狛江、生活クラブフードバンク、JAマインズ狛江地区女性部有志、町会など、
様々なところから寄贈いただくこともあり、
寄贈いただいた食材は、その日の調理に使ったり、利用者さんへお裾分けされたりするそうです。
この日は、地域の方から柿とりんごのご提供があり、私もありがたく頂戴しました。
寄付をいただく食材で季節を楽しめるというのも素晴らしいですよね!
利用者の方何名かにお話を伺ってみましたが、みんなの居場所の名前のとおり、
アットホームでくつろげる居場所、
ご飯も美味しいのでよく来ている、
食事だけでなく、工作等も楽しめて良い、
といったお声をいただきました。
#主催者の想い
ご担当の佐々木さんにお話を伺いました。
みんなの居場所は、狛江に住む多世代の方々が、食を介してゆるやかにつながっていくことを目指し、
孤立することなく、嬉しいことや困った時に声に出せて、ちょっと元気になれる場になれたら
と考えていらっしゃるそうです。
また、子どもたちが、新しい友だちや、地域で頼れる大人に出会う場でもあってほしい、
という想いで実施されています。
いつでも誰でもふらっと立ち寄ることができ、
休息したり、自由に活動に参加できる「みんなの居場所」となるように、
ぜひ皆さんも、一度足を運んでみてくださいね。
ホッと一息つきたい子どもや大人、ワンオペに疲れたママやパパ、
誰かと一緒に食事したりおしゃべりしたい人、
中高生や若者、リタイヤされた方など、「みんなの居場所」ですよ!
【みんなの居場所 詳細】
場所:西河原公民館 料理実習室と学習室(元和泉2−35−1)
開催:第2土曜日 11時〜14時
連絡先:公式LINE、メール(minna.ibasho.k@gmail.com)
ご予約は公式LINEよりお願いします。
参加費:子ども無料、おとな300円
(テイクアウトの場合は、弁当容器代として、大人は一食につき30円追加、子どもは無料)
交通:狛江駅から徒歩15分、
狛江駅北口から多摩川住宅行きバスで約5分 福祉会館前バス停より徒歩1分、
自転車置き場あり、駐車場有り
オムツ替えスペース:有り(公民館内の幼児室を使用、授乳も可能)
子ども用トイレ:有り